本日は今年度大変な苦労をして続けてきた「もやいすと(地域・防災)ジュニア育成」
プログラムの最後の講義を行いました。昨年末12月24日発表会をしましたが、最後に、
この授業全体としての意味付けをやってから終わろうと思いました。
大ホールに集合した地域ジュニア。
中ホールに集合した防災ジュニア。堤教授とIR室(OB(M08))佐藤が担当しています。
もやいすとジュニアは、まだ専門性を持たない1年生が集合して、知恵を絞り、
またフィールドに出て体も使ってグループで課題に取り組みました。
多くがまだ専門性を持たない無色のメンバーが集まったグループだったわけです。
ただこれだけでは何かやっていくには弱すぎます。
無色すぎます。
強力に問題解決を進めていくには専門性を持った人たちが集い、専門家集団で
立ち向かうのが良さそうです。
1年生は、今後、専門性を身につけていく人たち。
iPS細胞同様です。可能性に満ちている。
これから上学年にいくのに従って、きちんと専門性を身につけていってほしいと伝えました。
それが自分のためになるわけですが、それ以上に、バラバラの専門を持った人たちが、
将来、集ったとき、そしてそれが学生時代に同じことを経験していた時、それは強力な力に
なって、自分のため、友人のため、さらには地域のためにと、繋がっていくでしょうから。
社会学が明らかにしてくれたように、「弱い紐帯」というのはかなり強力な力を発揮します。
「もやいすと」という授業は、将来、専門性を持った人たちを地域においてつなげていく役割を
担う、この授業自体が「もやい」の意味を持ったものではなかったかと思います。
専門を異にする人たちが、大学の時に一緒に何かやったことがあるという経験は、将来にお
いてこそ大事だと、そうしたことを打合せの時に佐藤らに話していたら、佐藤が、次のセリフを
見つけて来てくれました。
まるで我が大学の「もやいすと」の授業のために考えてもらったフレーズではないかと思う
ぐらいでした。
以上のようなことを最後の授業で伝え、7月から続けてきた「もやいすと2016」は終了しました。
この地域で将来活躍していくであろう520名の人材の頭又は心のどこかに、共通の意味を刻み
込めたのではないかと思っているところです。
520人もの学生に対するこの困難な講義を実現するため、長い間一緒に闘ってきた教職
員5人で、戦いを振り返るため、今日はこれから(18:30)、外にでかけてきます。^^;
お昼、15ゼミ会議を開きました。
議題は今週最後になるゼミの内容をどうするかです。まだ慣れていないので、話し合いが
ぎこちないですが、とりあえず、やるべきことは決まりました。
また話の中で15ゼミ生には春休みの宿題を課すことも決まりました。宿題を通して、自分に
リズムを埋め込み活性化させ、時間がたくさんとれる休みを有効に利用するための企画です。
随分前、09ゼミ生ときには「春休みの友」というのを作ったように思います。こうした企画は
もちろん、アイデアウーマンだったOG(09)森田(谷)(=当時、鬼の会計長でした)が考えた出
したように思います。
15ゼミ生もドシドシと企画を考えだし、大変だけど、楽しい&充実したゼミになっていくと良い
かと思います。それは自分たち次第です。
<お土産>2年(15)藤川からの博多土産です。
お昼前、Hope+が益城町の屋台村の方の取材ができたようです。
3年(14)谷口、塚田、秋山の3人で取材してきたようです。
詳しい話は聞いていませんが、今日の取材からまた別の方を紹介してもらった
ということでした。
少しづつですが、先に進んでいるようです。
ここ最近話題にしていたM2(15)福永の修士論文がとうとう完成しました。
背水の陣状態で挑んだ修論は第6稿で完成となりました。
5万文字修論を6回ほど読み、添削したことなります。
専門性が強くなっている内容なので、高校などの学校現場では恐らく誰も読めない
代物になっていますが、内容は非常に素晴らしいものに仕上がりました。
人間、切羽詰まると難局も乗り切っていくものだと、感動しました。笑
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