暖かい1日でした。冬の中休みですね。
本日もCoho'zuの書籍化の原稿添削に明け暮れておりました。
本日までに取材した18人分(約12万文字程度)添削を終えました。
添削を終えた原稿はすぐに4年(13)飯沼に送っています。
飯沼らのCoho'zuが添削した原稿に、大津町役場から提供してもらった
震災関連の写真群から適切なものを探し、組み込んで、取材したご本人
確認用用の原稿として仕上げています。
飯沼も、今日も作業していたようです。今日だけで7時間ほど作業をしていた
ということでした(「もう帰ります」とのメールが先ほど届きました)。
企画を立ち上げることも大事ですが、その企画を具体的に実現していくのは、
飯沼のような地道な作業があってです。こうした経験をたくさんしてきた飯沼は
仕事場では有能な人材としてきっと重宝がられるだろうと思います。
ところで、私がキャリア形成論という授業を担当するようになってもう8年に
なります。
この授業を担当するようになって、それまで全く知らなかった未知の領域を学ぶ
ようになり、そのおかげで、それまでだったらあり得ない領域の本を読み、そして
経験をさせてもらうことになりました。
振り返ると、この授業を担当するようきっかけは、全くの偶然でした。
当時の学長の勘違いによるものでした。
どういった勘違いであったかは省略しますが、キャリアのこととか何も知らない
無知の私でしたが、勘違いからきた依頼を受諾したのです。
まあどうにかなるだろうという根拠など何もなりませんが、自信のようなものが
あったのかもしれません。
それから、キャリアセンター長を引き受けることになり、そこからまた今の私にも
繋がっています。
キャリアとは、自分で計画・設計して作り上げていくもの。
その側面はもちろんあります。だからキャリアデザインという言葉を使っています。
計画がないことには前に進むものではないでしょうから。
だけど、キャリアをつくっていく過程は、それ以上に偶然による側面もあるだろうと
思います。
私の乏しい経験でもそうでした。
こうした偶然性を考慮したキャリア形成の理論があることを本日知りました。
計画的偶発性(プランドハップンスタンス)理論というのだそうです。
この理論によれば、個人のキャリアの8割は予想しない偶発性によって決定される
とのことです。
偶然ということは、自分で何かできるわけでもないわけです。
そうなると、ただひたすらその日の空気に任せて生きていくしかないようですが、
そうでないとこの理論を提唱したクランボルツ教授は言います。
偶然性を計画的に起こせば良いのだと、ちょっと形容矛盾しているようことをおっしゃいます。
要するに積極的になれということなのですが、それを実践するために同供述は次の5つの
行動指針を提唱されています(参照)。
(1)「好奇心」 ―― たえず新しい学習の機会を模索し続けること
(2)「持続性」 ―― 失敗に屈せず、努力し続けること
(3)「楽観性」 ―― 新しい機会は必ず実現する、可能になるとポジティブに考えること
(4)「柔軟性」 ―― こだわりを捨て、信念、概念、態度、行動を変えること
(5)「冒険心」 ―― 結果が不確実でも、リスクを取って行動を起こすこと
なるほどその通りだなと思えるものばかりです。
そして、ガリラボでよくゼミ生に話している内容ばかりだなとも思いました。
理論と言うよりも、精神論に思えますが、騙されたと思ってこの行動指針に従って
行動していくのも良いかもしれません。
それによって将来素晴らしいキャリアが待っているかどうかはわかりませんが、とりあえず
何か変化はしていきそうで、自分の人生がワクワクするものになっていくのではないでしょうか。
人生を楽しく生きていけそうです。
これで4,001回目の投稿、そして600回目のコラムとなりました。
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