2017年1月9日月曜日

秩序の成立ちを見るための違背実験

エスノメソドロジーは、社会の秩序がどうやって成り立っているのか、
それを人々の実践を通して発見していこうという学問です。
まだ自分のものに出来ておらずもどかしさを感じているところです。

エスノメソドロジーの中に違背(いはい)実験というのがあります。
特に問題なく、秩序だって物事が進んでいるときに、あえて水を差し、秩序を破る
実験です。
違背実験はかなりの勇気が必要です。
この実験の例としては、例えば、ガリラボにやってきたあなたが「おはよう」と
挨拶した相手が「うるさい」と返してきたどうなるでしょうか。
朝の和やかな秩序は破られ、混乱が生じるでしょう。
あるいは、コンビニに行ってレジで、店員さんが会計を始めたときに値切り交渉を
始めたらどうなるでしょうか。
クレーマーと思われ、店長さんが出てきたりして大変な状態になることでしょう。
こうした実験を違背実験と呼びますが、この実験による混乱を見ることで、あるいは
比較をすることで、秩序を成立させるのに普段において我々がどういった常識的な
知識を使っているのかを、社会秩序をどういった実践で維持しているのか、そういっ
たことを考察していくことができます。

私たちは普段何気ない知識(それはそれまでの経験を通して学んできたのだと
思います)を使いながら社会の秩序を維持しながら生活をしております。

我々はどういった形で秩序を維持しているのか、この問題を真面目に考えていくことは、
社会の本質を見つめていくことになり、そう考えると、私自身はワクワク感が止まら
なのですが、冒頭述べたように、まだこの分野の知識を修得できてなくて、見方が
表面的になっているようです。精進していかねばと思います。

ところで、なぜこんなことを書いているかというと、家内が体調を崩し、ちょっと寝込
んでしまいました。
我が家は大混乱。
それで、ふと思ったのが、違背実験でした。
(こんな時にそんなことを思いつくとか、私こそ一種の病気なのかもしれません笑)。
ところで、私が体調を崩しても、こうした混乱が生じることはなく、意外に秩序だって
物事が進んでいたように思います。
我が家の秩序がどうやって維持されているのかがよくわかる違背実験であったと
思います。
明日は秩序が回復していると良いのですけど。

---

現在、添削待ちが卒論で1人、修論で2人。
修論は一人は2回目の提出。もう一人は1回目。どうやって見ていこうかと
考えているところです。
なお、卒論については3人ほどはすでに添削を終え返却しました。それぞれ修正する
よう指示しております。

 

0 件のコメント:

コメントを投稿