2020年4月22日水曜日

「おうちで美術館」の取組が始まります

先日のタマにゃんのツイート。「おうち時間」なるハッシュタグがつけてあります。


初めてこの言葉を聞いたのはゼミ生から。ZOOMで打ち合わせをしているときに、誰かが発した言葉でした。
初めて聞いた言葉だったので(新しい言葉はゼミ生から聞くことが多いです)、普通は突っ込むのですが、オンラインだったからですかね、そのままスルーしていました。

が、今日、あることがあって気になったので、調べてみると、ヒットしたのが次の記事。
これだけでは、震源地がインスタなのかどうかは不明です。
震源地は不明ですが、「おうち時間」を検索するとインスタでは膨大な量が発信されていました。





おうち時間という言葉が気になったのは、今日、熊本県立美術館のスタッフの方とメールでやり取りしていたら、休館が続く美術館では
おうちで美術館
の企画を進めるとのこと。Artractにもこの取り組みに加わってほしいということでした。
もともとそうした取り組みを色々と調べていて、美術館にいくつか提案しようと思っていたところだったので、Artractは喜ぶだろうと思います。
全国各地の美術館ではできない熊本県立美術館ならではの「おうちで美術館」を展開できればなあと、今から妄想しています。

コロナの影響で、当初考えていて方向とは内容が変わりそうですが、なんか、面白くなりました。
面白いことだったら何でもやるのがガリラボの信条。
Artractのメンバーは知恵を努力をふんだんに提供して欲しい。


ガリラボ通信にも「おうち時間」なるラベルを作ってみました。
 



そうしているときに驚愕するニュースが飛び込んできました。
熊本市内小中学校の休校を5月末まで延長を要請するとのこと。


多くの大人が、ひょっとして延びるのでないかと、予想はしていたと思います。
しかし、それが現実となると・・・
後少しで友達と遊べると思っていた子どもたち、そしてその保護者、さらに学校の教職員、学校に関係している多くの方々(例えば給食に関係する方々)はどう捉えているでしょうか。
特に思春期にある子どもたちはどう感じるものでしょう。
絶望を感じてしまう子もいそうな気が・・・・


3日ほど前のニュースで、ブラジルでは、大統領が、
 もうあきらめよう
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2020041900123&g=int
と、コロナ感染よりも社会崩壊を心配する発言をされています。
医療の現場は大混乱し、死亡者が増えることは覚悟のうえでの発言でしょうが・・・。
社会崩壊による影響の方が深刻だと判断されたのでしょう。
今後、あちこちで、さらに難しい判断を迫られることが起きるのかも知れません。

さて、熊本市の要請が通れば、3月から始まった休校は3カ月間に及ぶことになります。
子どもたちにとっての3カ月(1学期分です)は大人の1年以上分に相当しそうです。
そうなったとき、遠隔教育がどうのこうのとか言う以前に、学校という存在そのものが、子どもたちから消滅していってしまうのではないかとそんなことを思いました。
学校が「隠れたカリキュラム」として担っていた人格教育などが、すべて家庭教育に任されるという、これまで日本人誰もが経験していない事態にもなります。
まだちゃんと教室に入ったことがない熊本市の小学校1年生とかの目には、学校という存在はどう見えているのでしょう。

まだガリラボ通信では紹介してなかったかもしれませんが、中学教諭(国語)のアクストさんがM1(20)としてガリラボに加わりました(紹介が遅れたのもコロナの影響によるドタバタによるものです)。
アクストさんには、深刻なこの問題を修士論文のテーマとして扱っていってくれるといいかなとも思います。
  
#おうち時間
子どもたちにとってかなり深刻な問題になってくるように思います。
 


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