2020年6月10日水曜日

「伝える」というのは難しい

今日のお昼は18ゼミ幹部とのZOOM会議。
今週のゼミは全てNコンに向けてのチームごとの打合せとなりました。


ただ、前回のチーム別の報告を聞いていてちょっと違和感があり、その時、しっかりと聞けなかったので今日の幹部会議で尋ねてみました。
違和感は、テーマの趣旨がうまく伝わっていなかったところが来ていたようです。
伝えるのはほんと難しい。

今回のNコンのテーマは「伝える」です。
何かを「伝える」ことはもちろん必要ですが、その過程で「伝える」とはどういうことかが表現されていないとテーマに沿ったものになりそうにありません。

昨年のNコンの映像のテーマは「始まり」でした。
昨年、文部科学大臣賞を受賞した映像は、企画段階で、リサイクルというのは「循環」なので、どこでも始まりだと言えることに着目し、いつでも、どこでもにも「始まり」が偏在しているものを表現することを目指したものでした。
今回の「伝える」についても深堀して考えないと「伝える」というテーマがまるで伝わらないものになってしまう可能性があります。
今後、深い議論が必要でしょう。
深い議論を「熟議」と呼びます。
情報に迅速に反応しないといけない社会になり、熟議の機会は激減しました。
「ググレ、カス」との言葉があるように携帯やネットなどすぐに聞ける、調べられる時代になってじっくりと考えないでよくなりました。
簡単に伝える道具が普及してきた結果が熟議の減少であり、その意味ではこの現象はNコンのテーマに沿ったものとして表現できる可能性もありそうです。
 
ところで上のZOOM会議で上段にいたメンバーは実は全員研究室におりました。
朝からプレゼン動画を作ってもらっていたのですが、その合間にはご覧の通り。
わいわいがやがや。
3年(18)中山と高田とで凄まじいほどに「とうらぶ」談義(熟議ではなかったような・www)が繰り広げられていました。
熊本城が随分と「とうらぶ」には登場しているようです。
Artractはこの2人に色々と話を聞いて勉強し、それを踏まえた情報発信に精を出すべきかもしれません。


なんと、Artractメンバー内にもファンがいました。
4年(17)岩奥です。w



伝えるのが難しいと言えば・・・。

現在、遠隔授業が継続している大学ですが、ほぼ多くの授業がTeamsによってプッシュ型で情報を伝えています。
担当しているキャリア形成論は、500名以上が対象であるため、Teamsを使わず、そしてWebサイトの方が誰でも障壁なく使えるはずだと考えて始めたのですが、まるで伝わらないという・・。orz
どうにもリアクティブな行動をする学生が目立ちすぎます。
Webサイトをあえて閲覧しに行く行動はプロアクティブ行動であり、本来、鍛えるべき能力はこの力です。
福岡大学でも同じように遠隔授業をWebサイトで行っていますが、こっちは全く問題なく特に連絡することもなく主体的に情報収集しています。
違いは何でしょう?
メディアの多様性の問題があるかなと、そんなことを想像してしまいました。
便利さと単純化を求め、画一化されたメディア環境の中で過ごしていくとき、人はどうなるものか。
国営放送しかないところで育つようなものでしょうか。
学校には「隠れたカリキュラム」というものが自然に生まれます。
通常カリキュラム同様に大きな影響を与えるものです。
その影響を考えるとさらに怖いものが・・・。
伝える便利さが熟議という行為を失っていったようなことが進行している気がしないでありません。
もっとも、人は可塑的なので、環境が変わればまた別な発展を遂げていくので、そう気にすることもないのかもしれませんけど。

要は、バランスの問題!?



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