昨日夕方、ひとりの4年生・園田が卒論を送付してきました。
大急ぎで添削をして送り返しました。
大きな手直しがなかったので、修正はすぐに終わり、昨夜のうちには最終版を送ってきました。
これでまた一人卒論が完成しました。
いよいよ残りはわずかになってきました。
院生の佐藤も5万字を超える(未完成)大論文を送ってきました。
ただしこっちは、これから読んでみるつもりです。
これを御覧のガリラボ関係者の皆様、明日は3年生が今年度のProduce Xの発表会を行います。
時間の空いている方はどうぞ参加ください。
2年生は特に来年の活動の参考にするために是非とも参加しましょう。
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日時 平成22年1月18日(月)16:10~
場所 中講義室1
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さて、自宅待機の身の私は、本日は朝からせっせと菊陽町役場での講演準備をしています。
院OBの黒田さんの企画(?)が役場内で通ったものです。
黒田さんの依頼でもあるし、ボランティアでも何でも参加しますと以前から言ってた手前断る理由はありません。
YES MANに徹し、話をすることにした次第です。
ところで、この講演の話自体は実は1年前から相談があってました。
1年前のちょうど今頃です。
それを考えると、なんだか凄いですね。
私が超多忙でスケジュールが埋まっているからだとか、もちろんそんなことではありません。
なんでかよく分りませんが、企画の実現までにはこんなに時間が必要なんですね、不思議なことに。
講演自体は、これまで話したスライドを材料に、それに新しいことを盛り込みながら、ホットな話題として通じるものを構想中です。
講演の概要は以下の予定です。
自分の論文を書き終わり時間がとれたので、ゼミ生の卒論添削の合間を見つけて、この数日はずっとスライド編集作業ばかりやっています。
それなりに準備はしてますが、相手が大学生でないので、内容がどの程度受け入れられるかよく分かりません。
しかしまあ、とりあえず最善は、ある程度は、尽くしたいと思っています。
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そういえば、本日は阪神淡路大震災の日(1995/1/17)の日ですね。
この時からでした。
学生たちの行動力が見直されたのは。
何もできない大人たちをしり目に、とにかく何かに貢献しようと損得抜きに多くの学生が徒歩で続々と現地入りしたのでした。
後でそれを知って感動した記憶があります。
またその2年後、ナホトカ号による油流出事故(1997/2/10)の際にかけつけた多くも学生ボランティアたちでした。
20世紀末は、学生のボランティアスピリッツに変革が起きた時期だったのかもしれません。
最近の学生たちを見ているとそう思うんですよね。
年末に3年生が企画した討論会を見ていてもそう思いました。
われわれ大人たちが批判するように確かに何もしない無気力な学生も多いけれど、しかし無償で地域や他人に貢献しようと行動する学生も大変多くなっているように思います。
ただ、ケータイをいじくっているだけじゃないんです、彼/彼女らは。
行動原理や外の世界を測る物差しの性質が、高度経済成長期に損得や進歩主義を重要な行動原理としてきた大人たちとはどうも少し異なっているように見えています、私には。
進歩主義は、19世紀、産業革命にて激烈な競争社会が起きていた英国で生まれた進歩史観(=ホイッグ史観)や進化論に影響を受けたものです。
私を含め、今の大人たちは少なからずこの思想の影響下で育ちました。
(田舎の農家の息子が、エンジニアを目指そうとした時点でその影響を受けていることがわかります)
どうもそれが少し変わってきている。
別の思想が下地にあるのかもしれません。
自然を征服していく進歩思想ではなく、環境主義的な共生の思想が根本にあるのでしょうか。
一神教的世界観から、「田のかんさー」「海・山のかんさー」といった思想への転換、あるいは工業の思想から、農業の思想への転換にも見えます。
(注意:この辺りは思いつきで適当なことを書いてます。)
思想家ではないのでよくはわかりませんが、学生たちを身近に見ていると、時代が変わっていっていることはわずかですが実感できます。
その変化のごく一面だけですが、時代とは変化するものなんだという当たり前の事実を、(大人になると自分絶対主義になって裸の王様になってしまう人が多いのでどうなるか先行き不透明ですが)菊陽町の大人のみなさんに向けてどう話そうかとパワーポイントを前に現在熟慮中です。
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