2010年5月29日土曜日

上級生パネルディスカッション@キャリア形成論

昨日書けなかったので・・・といいますか、写真で雰囲気をお知らせできなかったので
改めて本日アップしたいと思います。

1年生310名にとっては地獄の時間。1週間の最後の金曜日のしかも最後を飾る授業です。
必修が二つ続き、学生は疲労の極致ではないかと思います。
条件悪いなぁと思いながらの講義ですが、手を変え品を変えなので、なんとか持ちこたえています。

さて、5月28日は上級生3人を迎えてのパネルディスカッションを行いました。
登場してもらった上級生は
  ・池崎(3年)  現・文化委員長
  ・森 (4年)  前・体育委員長(ガリラボゼミ生)
  ・松尾(M1) 元・ドットジェイピー全国スタッフ(ガリラボゼミ生)
の3人です。

ほぼ義務教育であり学びを上からもらっている高校時代から、自らが学び生産活動に
従事していく社会人との境目の大学時代の意味を考えてもらうために行っている企画です。



どの人も大学生活を活発に過ごした来た人たちなのです。
講義はもちろんこなして、そしてそれと同時に、社会へと自分を接続していくための
活動をこなしている。
大したものだと思います。



例年通りなのですが、「小さな一歩を踏み出そうよ」とのメッセージを、1歩を踏み出し
続けている3人に、1年生310名に伝えてもらいました。
1歩踏み出す時に理性は不要であること、賢さは時に自分の成長を邪魔すること、
理性を超えたところにこそ新しいステージが存在していることを伝えたかった。
なおこの3人は、口をそろえて、いつの間に、なんとなくこういった一歩を踏み出すことに
なっていたと言ってました。
しかしたぶん、なんとなくでそういったことは起こりえません。
そのことをしつこく3人に聞いてみたのですが、要するに一見無駄と思えることをこなして
きたことがよくわかりました。
賢さはそこには不要です。
思考を停止して、一歩踏み出す。そしてそのあとに、必死で思考する。
この繰り返しによって上昇のスパイラルに入っていけるのだと思います。
これらの話が1年生全員の心に届くことはあり得ないでしょう。
1割ぐらいの1年生に伝わったぐらいでしょうか。
確率的にそんなものだと思います。
だって、その声を聞く準備ができていた人にだけ、そういった声は届くのですから。
 
たまたま声をかけてもらって委員長になったと森が言っていましたが、そんなたまたまなこと、
偶然などはありえません。
そういう偶然は、その人が歩いてきた歴史に依存する必然の代物です。
私が学生に仕事を頼む時も、たまたまなどありえません。
それまでコミュニケーションや行動を通して作り上げられた私との信頼関係があってこそのことです。
 
私自身が、このキャリア形成論ではほんとに勉強させてもらっています。
毎回、感動することばかりです。
感動の種はいつも目の前に転がっているのだと思います。
 

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