2020年2月2日日曜日

16ラストゼミとお礼

2020年1月31日(金)10:30-12:00、16ゼミ生の最後のゼミでした。
ゼミだけで75回、それ以外のイレギュラーなゼミまで数えると一体どれぐらい一緒にいたことでしょう。
これまでは、また来週もあることが前提でしたが、この日は「来週は・・・」という言葉がなく、継続するのが当たり前だった前提がなくなった日でもありました。
最後のゼミの内容は次のとおりです。
これまでゼミでやってきた活動を動画で振り返る「私達、こーゆーものです」がメインで、この日に向けて卒論チーム別に準備をしてきました。
ラストのゼミで何をするかをみんなで考えた末で出した結果がこれまでを動画で振り返るというもので、ガリラボらしい終わり方であったかもしれません。


「いつも通り」に川上ゼミ長が「最後の」ゼミを進めていきます。
今日のゼミの内容の説明、緒連絡は冒頭ですべて終え、メインのプログラムに入ります。


4チームの振り返りの出来を競う投票用紙(下)。感想用紙(上)もあります。
感想用紙にはなぜか私がお礼の言葉を発しています(笑)。



振り返りが始まりました。
4つのチームには、2年後期、3年前期、3年後期、4年(1年間)の期間を5分の動画が振り返る課題が割り当てられていました。
16ゼミ生の2年半が20分に凝縮されています。

<16ゼミ生へ>
動画は16ゼミ生の内輪話でもあるので、アップするか迷いましたが、15ゼミ生、17ゼミ生は気になるだろうと思い(特に17ゼミ生は追いコンを企画している最中なので特に気になると思うので)、あえて紹介することにしました。
もし支障があれば急ぎ連絡してほしい。^^
 

最初の発表はチームSCです。2年後期を振り返ります。

2年後期の振り返り。


チームArtract。

3年前期を振り返ります。


チームたまがーる。

3年後期を振り返ります。


最後にチームインベスト。

4年生の1年間を振り返ります。


4つの振り返り動画が流れている間、14名の顔はみな真剣でした。



16ゼミ生の2年半。いかがだったでしょうか。
泣いたり笑ったり・・ではなく、笑ったり、笑ったりでした。笑
 
投票の結果は以下の通り。僅差でした。

最後の表彰はたまがーる。最後までふざけていました。orz


突然、16ゼミ生全員からのプレゼントですと「クッション」をプレゼントされました。
「先生、腰が悪い」ので、とのことでした。^^
10月の一時期は酷かったです。特に、麴智城での撮影の時はほんとひどかった。歩くのも億劫な感じでしたが、たまがーるの4人をあそこまで連れて行ったことは忘れもしません。
もう今は何ともありませんが、今後ありがたく使わせてもらいたいと思います。


ラストのラストは、久々の一本締め。

体育委員長の松寺の一本締めで16ゼミのガリラボでの教育課程(?)全てを終えました。

記念撮影。


16ゼミ生の初顔合わせは2017/7/7でした(最後の数字の並びはトリプルセブンになってます)。
2つの写真を比べると2年半でずいぶんと成長したことがわかります。

初顔合わせ ガリラボ通信2017/7/7


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夜は全員でコンパだったようです(岡林から送られたきた写真の一部)。


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映像の最後に使うので、先生から見た16ゼミ生を一言で表現してほしいと依頼され、急ぎまとめたのが次の言葉でした。
たぶんどんぴちゃとはいかないでしょうが、的は外れていないだろうと思います。^^

たまがーる
荒木 期待を裏切らない性格から、気づけばリーダーに指名されている人。
川上 微妙な周囲の変化を逃さない情報探知力に優れ、努力する力で高いところにいける人
小島 女優としての才能開花がちょっと遅かった、最強のムードメーカーな人
松寺 地道な作業が得意で、期待値よりはるかに高い仕事のできる人
Artract
岡林 完成度へのこだわりが一番、周囲の信頼も厚く、成長度合の一番だった人。
大友 周囲が和むアイデアづくりでは右に出る者がいない創造力豊かな人
岡部 なんだかんだと言われながらも最後までなんとかやれた人
山下 今の課題を即座に理解し、人に何かを伝える力が一番高かった人。
インベスト
大塚 前向きに自分の道をまっしぐらに進む、活動的な人。
西野 躓きそうだった白亜祭を実質的な委員長として取り仕切り軌道に乗せた人
牧  文章力から高い能力を秘めていることはわかったが、それを使うことが少なかった人
SC
田村 ゼミの外での活躍が素晴らしく、輝きを最も放っていた人
笠原 スマホを使ってゼミ会議を口述記録できる驚異的な人
益田 ほとんどが脱落する中で最後まで教職課程を履修した努力家の人


次は振り返り動画が終わり、それぞれが振り返りシートに書いていたものです。
川上ゼミ長が(いつも通り)送ってくれました。
簡潔な中にもそれぞれの2年半の思いがよく表現されています。



16ゼミ生と言うと、「真面目そうな女子学生」と「やんちゃそうな女子学生」がいて、そして「おとなしめの男子学生」がいるというのが最初の印象でした。
2年生の春休みに3グループに分かれて玉名に出かけたとき、私はその大人しめの男子学生4人を連れ、男5人で桜が大変きれいな天水を巡りました。
あの時のことは今でもよく覚えています(ちなみに私のLINEのプロフィールの背景画像は今もその時の天水の桜並木です)
「やんちゃそうな女子学生」たちは、想像した通り、やんちゃでしたが、なんだかんだと言いながら徐々にゼミを前に引っ張っていく存在となっていきました。
一方で「真面目そうな女子学生」たちは、これも想像していた通りの真面目さでしたが、やんちゃなそうな女子学生たちでは出来ない部分を緻密にフォローしていくようになり、いわゆるリーダーとして活躍していくようになりました。
リーダーと言われてピンと来ないかもしれません。
スポーツに例えると、両者はエースとキャプテンのような関係だったと言えばよいでしょうか。
エースでキャプテンというのはないことはないでしょうが、両者は別であることも多くあります。
それは、両者に要求される資質が異なるからです。
やんちゃそうな女子学生たちはガリラボ16ゼミのエース的存在で、一方、真面目そうな女子学生たちはキャプテン的存在となってリーダーとしての働きをやっていくようになり、16ゼミ生相互の関係性が深まり、活動のレベルが上がっていくのに従って両者はうまくバランスが取りながら、要求するレベルをクリアしていくにようになりました。
男子学生のことを何も書いていないですが、男子学生は両者の間で潤滑剤のような役割を担う立ち位置であったように思います。

16ゼミ生は特別な学年でした。
入学して1週間も経たないうちに熊本地震に遭遇した学年です。
ほとんど授業も受けたことない中で、しばらく大学が休校となるという極めて特異な出来事に遭遇した学年でした。

当時、副学長だった私は、入学して数日後、プレゼミも受講できず、大学というものに接することができないまま放り出された1年生のフォロー(支援)を先生方に強くお願いした記憶があります。
愛着形成時期に放り出されたとき、その後が大変な状態になりかねないとも思ったのです。
私のお願いに、どの学部の先生方が積極的に対応してくださり、知恵を絞った対応策で具体的にフォローしていただいたことを今になって思い出しました。
(県大の先生方は有事においては頼り甲斐のある方が多かった)
また、もやいすとを担当して3年目となる年でもありました。
軌道に乗り始めていたプログラムでしたが、地震に遭遇して、テーマを「災害・復興支援」に変更。
1年生には日常が壊れることの意味、それを起点に復興について考えていく機会とするようプログラム変更を行いました。
その時、五百旗頭理事長の次の言葉を1年生に紹介して、被災地にでかけてもらったのです。

大学案内2017理事長メッセージより

プログラムの急な変更は非常に大変になることは予想でき、さらに被災地の様子もよくわからない中での判断でしたが、理事長のメッセージを読み、もやいすとで復興支援をテーマする覚悟ができました(実際にやってみると予想通り非常に大変で、ハプニング続きで、一緒にやっていた佐藤君にはかなり迷惑をかけてしまいました)。

このプログラムを経験したのは後にも先にも16ゼミ生だけとなりました。
ハプニングも多く、予定調和的でもないので1年生の中には不満の声を上げている学生もいました。ツイッターで露骨にそうした発言をしている学生もいましたので。
ただ、こうした取り組みは、今は明らかには記憶に残っていなくても、潜在的な記憶としては必ず残っているはずで、将来、何か有事の際にはこの時の経験が意味を持つはずだと思っています。
ガリラボのチームArtractは、昨年から、復興支援のひとつとして熊本城周辺施設のPRに取り組みました。何かの縁だったのかもしれません。

熊本地震のようなことはもう2度と経験はしたくないでしょうが、しかしあの貴重な体験をした16ゼミ生には、その経験を糧に、
  何を大事にして生きていくかを考え
ながら、これからの自分たちの未来を切り拓いていってほしい。

14名の16ゼミ生と2017年7月7日に出逢い、そこから色々な活動(CMづくり、ひのくにワークショップ、興津会、白亜祭、学生自主研究、よかボス、学生GP、そして何と言っても忘れられないのが卒論に関する活動!)を一緒にやってきました。
こうした活動は私にとって大変なことがたくさんありましたが、しかしそうした経験が出来たのは16ゼミ生がいたからでした。
私ひとりでそんな経験はできません。
ひとりでやるだけだったら、刺激の少ないつまらない大学生活になっているはずです。
刺激的な貴重な経験をさせてもらった2年半でした。
改めて14名には感謝の言葉を言いたいと思います。
ありがとう。
 
16ゼミ生の今後の活躍を楽しみにしています。



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