2013年4月24日水曜日

吸った空気はただ吐くのではなく・・・

今日は朝から雨。
4年(10)は午前中ゼミです。が、どうも集まりが悪い。
今日の雨やら就活やらで、ひょっとして集まりが悪いのでは・・・と思いつつ。。。
だいたい就活で出かけると事前に連絡をもらっていたのが、
保坂、千々和、吉村の3人
朝になって病気や特殊事情で出てこれないとの連絡が来たのが、
漆島、五島、丸山の3人
そしてどういう事情だったか私には何の連絡もなかったのが
入江の1人
と、とりあえず諸事業が重なって、7人ものゼミ生が来れないと言うガリラボ
始まって以来の事態ではないかと思うほどの欠席率。
参加できたのが6人(就活を終え、その後、吉村が合流し7人)だったので、いつ
もの道場とは違ってガリラボでゼミを行いました。

本当は作業をする予定でしたが、この人数で、この距離感ですから、いつもの
ゼミではあり得ない話題を含め多様なコミュニケーションの場が生まれました。
話題とはやっぱり人数とか場所そして距離感で大きく変わるのだということが
改めてわかった今日のゼミでした。
普段なかなか話ができないことができて、結果オーライだったように思います。
ただまあ、休みがこんなにも続くようだと、就活でという理由は禁止にしようかとも
思っています。
厳しい? 違います。
どういうことか、考えてみてほしい。
それを考えることも、就活の一環だと思いますので。^^

お昼前、私は北九州の黒崎である会議に参加のため、出かけました。
午後の3年(11)生のゼミは、そういうことで参加できませんでしたが、月曜日の
ゼミ会議で幹部たちとしっかりと打合せをしていたので、上田ゼミ長を中心に
ゼミは滞りなくやれたようです。

ゼミが始まる直前、私宛に上田ゼミ長から次のメールが届いていました。
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津曲先生
お疲れ様です。
11ゼミの様子をTwitterに上げておこうと思いますので、お帰りの際などに
TLをご覧になって下さい(*^^*)
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気配りに驚かされました。
確かにタイムラインには、ゼミの様子が、写真付きで実況中継(つだる)されて
いました。

ホワイトボードに今日のゼミの内容が書きだされています。
左側がプログラムで、今日は90分間で以下(↓)の内容が行われていたようです。
本学では学生の自律と自立を目指した試みがいくつか行われていますが、
ガリラボのゼミ生はすでにそれがある程度はできているのではないかと思います。
たぶん多くの人が異論ないのではないかと思いますが、いかがでしょう。



今日、北九州の会議であった主要テーマは大学時代に学生が身につけるべき
もっとも重要なものとしてジェネリックスキルという能力の話でした。
日本語では汎用的技能と訳されていますが、上の上田などの行動を見ていると、
私のところの多くのゼミ生は高いジェネリックスキルを持っているのではないかと
そう感じます(少しひいき目に見ているところはあると思いますが)。
元々そういう能力が高い人がガリラボに来ているのかもしれませんが、多少は
ガリラボという空間がそのスキルの訓練に一定の役割を果たしているのでは
ないかと思っています。
上田は1年生の時からガリラボに出入りしています。
これまでの2年間、ガリラボの空気をたくさん吸ってきて、元々持っていた高い
能力がさらに開花してきているようにも感じます。
どうでしょうか。
 
だから、とりあえずガリラボが持つ特殊な空気を吸うことをしっかりとやりましょう。
そして、吸った空気をしっかりと体に浸透させていく。
実は、そうしたことが就活であるし、社会人になった後に向けての訓練に他なりません。
 
以上、今日の会議が社会人の育成に向けての話題だったので内容がついお説教
じみたものになってしまいました。
4年生はもちろん3年生も、もし読んでいるならば、しっかりと読んで、ここの内容に
ついて自分なりに自分の頭で色々と考えてみてください。


以下は、話題が少しそれますが・・・・
黒崎駅には、こんな電車がありました。菊池電鉄のような電車です。

「ちくてつ」というのだそうです。

それから少しして見たのが、これ(↓)。みずほかさくらのどっちかです。


ちくてつは、完全に買い物などのための自転車代わりの道具。
一方、新幹線は仕事などで使う道具。
二つを見比べながら、ちくてつのような電車も鉄道が生まれた当初は
買い物などではなく仕事などでの利用が主流だったのでしょうが、時を経る
につれ、それはごく普通の日用品として化していき、その結果、一般の人に
とっては新幹線のような道具よりも遥かに大事な生活の一部となっていきます。
道具は成熟するにつれ、目立たなくなりながら、同時に無くてならない自分の
手足となっていくわけです。

さて、これから17年後の2030年。
今の特別な道具は日用品の道具となっているものが多くあるでしょう。
その時、どういった変化が私たちに起きているのでしょう。

もうすぐ締め切りですが、2030年の学びという問題をガリラボの有志で考えて
きました。
これをやりながら、やはり未来を考えるのは過去と現在の関係を知らなければ
ならないのだということを痛感しました。
歴史を知らない人間に未来を見通すことなど到底無理です。
そう思います。
ちなみに、今現在の道具の歴史的な意味を考えること、その重要性について
主張したのが最近何度かここで話題にしているヴィコツキーでした。

2030年の学び。
4月30日が締め切りです。
まとめを担当しているM2(12)大塚、4年(10)吉村、漆島は、素晴らしいアイデアに
それぞれ仕上げてくれたでしょうか?
気になります。^^


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