2013年12月20日金曜日

2013年最後の12ゼミ~友だちの絵本発表会

今年最後の2年(12)ゼミには、こんな感じで上級生のギャラリーがやってきていました。
いたのは、
  院生 坂本(M12)、坂口(M13)
  4年(10)吉村、石原、清原、辛島
  3年(11)藤本、藤村、清田
といったゼミ生たち。


どうしてかと言うと、今日は2年生による友だちの絵本の制作発表会だった
からです。
絵本の制作発表では、動画を組み込んだメディアミックスにて10分間自由に
プレゼンをすることとの課題を出していました。
初めての動画挑戦だった2年生も多くいたはず。
さらには、「私は誰でも考え付きそうなプレゼンは嫌いです」と伝えていたので、
前日には午前零時近くまで練習したり、今朝も8:40にはやってきて練習する
ペアもいたりしました。
猛練習を知っている上級生は2年生のクオリティを期待してやってきたのです。
(実際、予想を上回るクオリティでした)

開始冒頭、いつもの如く司会の4年(10)吉村が、みんな頑張ってきたのでとペアの
代表にKitKatをひとつづつあげていました。
一つというのは、半分に割って食べてくださいという意味なのでしょうが、実は
もうひとつ意味があり、ひとつのKitKatの裏には番号が書いてあった、それがペアの
発表順になっていたのです。
吉村、賢い! たまにですが感心します。


さて、KitKatで選ばれたトップバッターは 尾堂・田中ペア。
田中の複雑なレイアウトの絵本の意味がこのプレゼンを聞いてようやくわかりました。
少しだけ切込みを入れて折りたたむと、小さな8頁の尾堂の絵本が出来上がる
のです。いやー、驚きました。見事!

尾堂の方はかぐや姫の物語風に田中を紹介していきましたが、非常に時間を
かけて準備したことが十分に伝わってきました。


2番手は丸野・村上ペア。

このペアは、丸野を動画付きのWikipedia風に紹介したり、村上については
ラジオというメディアを使って紹介する手法をとっていました。


3番手は梅田・坂本ペア。


このチームの手法は素晴らしかった。一言も声を発しない手法ですが、言葉は
2台のiPadを連携させて見せていくのです。
途中は、iPad内の動画にて心の内面などを語らせていました。
いあ、この短期間によくぞまあここまでやれたなと思うほど、技術的に高いクオリティでした。
二人の連携も良く、かなり練習したのではないでしょうか。


4番手は森・目代ペア。


ここは、段ボールに黒い布を被せて、32型TVと称したプレゼンをしました。
プロジェクタをこの段ボールに投影させてTVを演出する手法には、なるほどと
思わされました。
流された映像も二人が色々と苦労している様子がよくわかりました。
だって、和服まで着て撮影していたのですから。気合が入ってました。^^


5番手の川口・河邉ペア。
ここも斬新でした。本を数冊使ってプロジェクタをかなり傾けた後に、それを
スケッチブックに投影させて、紙芝居風な手法でプレゼンをやったのです。
素晴らしい。
まるで空中の光をつかまえている感じに見え、何か新しいことがそこで起きている
印象を受けました。
あれをさらに洗練させれば、きっと素晴らしい演出になると思いました。

さらにこのペアは工夫をしていました。
後半、撮影していた動画内の人物とリアルタイムで電話によって話をするという
設定のプレゼンでしたが、これも良かった。
リアル空間と動画というメディアとがよく調和していました。


6番手の山田と嶋中ペア。
ここは比較的オーソドックに、動画内でインタビューを完結させるやり方であった
かと思います。
個人的には山田の雰囲気が面白く、興味深く、笑いをかなり堪えておりました。


最後7番手の古賀・小田ペア。
このペアは体を張った大きな演技でプレゼンをしていました。ただし、声は
一言も話さない。

セリフはすべて動画内にあり、動画と自分たちとの動きを調和させながらの
演技は、他のチームでもそれを採り入れているところがありましたが、このペアが
一番完成度が高いように感じました。
途中で着替えするシーンも組み込んであり、かなり考えた企画になっていて、それを
練習によって十分にこなしているように思いました。
だからでしょうが、上級生による投票で、このペアが一番人気となりました。



7つのペアの充実したプレゼンを一部始終撮影してくれた3年(11)清田。
あまりの凄さに、最後は放心状態になっているようでした。^^;
12ゼミ生を超えなければとひとり呟いていたように思います。


この1ヶ月でまあ素人集団がよくぞここまでやれたなと思うほど、今日の12ゼミ生
たちのプレゼン(と準備してきた素材)は良い出来でした。
3年生の課題として11ゼミ生まで絵本はやってきたわけですが、その時よりも遥かに
クオリティが高く、周到に準備されたプレゼンも非常に高いクオリティでした。
これまでと何が違ったのでしょうか?

12ゼミ生14名は、友だちの絵本というラーニングキャンプに参加し、そこでプレイフルな
状況が生またののだと考えられます。
真正性が影響したのでしょうか? それとも他者に介入の影響でしょうか?
よくわかりませんが、その辺りは4年(10)吉村の卒論の研究に譲りたいと思います。
吉村がその秘密を解き明かしてくれるでしょう。
 
 
さて、12ゼミ生の面倒を見てきてくれた吉村も今日が最後でした。
次からは12ゼミ生だけの運営になりました。
最後、田中12ゼミ長が音頭をとり、全員で吉村にお礼をしていました。
みんな礼儀正しい。非常にいいことです。


最後の最後はサンタクロースの衣装を持ってきていた尾堂による「メリークリスマス!」で
2013年最後の12ゼミ生はお開きとしました。

 


1 件のコメント:

  1. そのプレゼンが見たかったです!
    卒論のテーマにプレゼンを選んだ身として、
    非常に興味深いです。

    ぐっさん

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