2013年12月22日日曜日

カタツムリの速度で動いてきたチーム繋が示したこと

12月21日に福岡工大にて多様な取り組みを行っている九州沖縄23大学の
学生たちが集まり、成果発表会が行われました。

熊本県立大学からは学生GP制度で地域連携型卒業研究に取り組んだチーム繋の
4年(10)石原と田中に参加してもらいました。
9:50研究室を出発!!

水前寺駅着。10:15頃のJRで熊本駅に向かいます。

駅では、二人して行儀よく列を作り並んでおりました。ガリラボのゼミ生は
マナーがいい。^^;

熊本駅で待ち合わせの時間が少しあったので椅子に座って待っていたら、、、

あの人に非常に似ている人に遭遇。石原が見つけたような・・・
遠目から正面から見たときには、追いかけて来たのではないかと思うほど似ており、
3人で爆笑してました。

11:01の新幹線さくらで福岡に向かいます。


13:00より福岡工大C棟にてオープニングセレモニー。

冒頭挨拶は福岡工大学長の下村先生でした。4年(10)辛島がぼりぼり食べていた
「あの」クッキーを持って来てくださった方です。^^

 
23大学の学生グループが3つの分科会に分かれて発表します。
石原と田中は第1分科会「先進的授業の取り組み」で発表を行いました。 
第1分科会の会場です。直前に二人でパワポの確認をしております。

司会の先生に、熊本空港の夕日と飛行機の写真を背景にした名刺を渡し、
アピールをしておりました。


発表前、余裕の田中。この日、ずっとこんな感じでした。


第1分科会の7大学中6番目に発表する石原と田中。発表は熊本空港と
連携して取り組んできた利用者インタビューから抽出した空港の課題と
新たな提案そしてこの大きなプロジェクトを自分たちでどうマネジメント
してきたのかを発表しました。

真剣な石原。

そして同じく真剣な田中。


名刺に使っていたシーンをバックに10分間の発表を終えました。


質疑やコメントにおいて、二人の発表は絶賛されていました。
目標設定やそこに向かっていく活動のデザインなど見事です、と。
さらにはほんとに自分たちで全部やったのかという声も聞かれたほどに
素晴らしい発表であったと思います。


全ての発表が終わり、第1分科会の参加者全員で記念撮影。

絶賛されていた石原・田中の発表は、私から見て(バイアスがかかっている
でしょうけど)、内容的に群を抜いていました。
たぶん他の多くの人がそう思ったのではないかと推測しています。
内容と発表の完成度のレベルが、他と比べて全く違っていましたので。
ただし、惜しくも(ほんとに惜しくも)評価は1位ではなかったようです。
熱い思いで発表していた別の大学の2年生チームが1位だったようです。

なお、ある国立大の4年生も卒論的なことを発表していました。
この発表と石原・田中の発表を聞き比べると、ガリラボの学生たちが質的に
かなり高いレベルにいることがわかりました(まるで違う次元にいます)。
 
18:30過ぎ。昼間は、一時、雷が鳴り激しい雨が降っていましたが、このときは、
雨も上がっており、明るく、福岡工大のキャンパスを後にしました。


帰り着くのが遅くなりそうだったので、何か食べようと思い、博多駅新幹線構内で
「駅弁」を探したら、なんとこの時間帯はほとんど売り切れで残っていませんでした。
まだ19:00過ぎだったのですが、人気あるんですね、駅弁というのは。
仕方なく(?)、ひとつだけあったレストランに入って、この日の慰労会を兼ねて
3人で静かに夕食をとりました。

 
20:07の新幹線さくらで熊本に戻りました。
長い1日でした。最後まで(私には)趣旨がよくわからない発表会でしたが、そう
いったものに文句も言わずついて来てくれて、二人には感謝のしようもありません。
この場を借りてお礼を言いたいと思います。


ここまで書いて思いました。
二人の発表は、昨日のあんな場所での発表よりも、これから卒論や色々な
プロジェクトをやっていくゼミ生初め一般の学生に聞かせるべきだな、と。
優れた成果を上げるには、一発屋でなく、息の長い活動を継続してやっていか
ないといけないことを教えてくれる非常にいい例だと思いますので。
チーム繋は、派手でない静かなチームだったので、卒論が本格的に始まった
6月頃は、出遅れているように感じることもありました。
しかし、そうではないんですね。
やっぱり静かに着実に動いていくことが優れた善き成果に結びついて行く。
カタツムリの速度で動くことを実践していたチーム繋は、そうした実践は善きことに
繋がっていくことを教えてくれます。
ところで、「善いことはカタツムリの速度で動く」という言葉は、2012/9/5の講演で
知りました(ガリラボ通信2012/9/5)。
その時のガリラボ通信を見ればわかりますが、講演を真剣に聞いている田中が非常に
印象的でした。
夏休み中であったのに関わらず、わざわざ聞きにきたあの時の講演がこうした形で
実を結んだのかもしれませんねぇ。
善きことが見えるようになるには、ほんとに時間がかかるものです。

もうひとつ大事なことを。
リトルミイの言葉に
  迷わないことが強さじゃなくて、怖がらないことが強さじゃなくて、
  泣かないことが強さじゃなくて、本当の強さって、どんなことがあっても、
  前をむけることでしょ。前をね。
というのがありました(ガリラボ通信2013/12/17)。
前を向いて行くそうした強さを持っていたのがチーム繋の石原だったのではないで
しょうか。
9ヶ月という、学生から見ると非常に長いプロジェクトを常に「前に」と引っ張って
いきました。
それも静かで知的なリーダーシップ(ガリラボ通信2013/12/3)によって。
まだこの後にも、1月に空港ビル向けの報告会を計画しているようですが、とりあえずは
一区切りついたということで、ご苦労様でした。
帰りの新幹線さくらにて
  

 行きに、お弁当を3つ持参して行ったのですが、二人から手渡された紙袋の中に、私の家内宛の
 お礼状が入っていることに翌朝気づきました。危うく紙袋のまま捨てるところでした。
 気づいて良かった。
 細やかな気配りに感心しました。ずっと一緒にいたのですが、いつの間に書いたのでしょう?
 こんな人たちだから、前に進んでいくリーダーシップを発揮できたのでしょうね。




1 件のコメント:

  1. 石原や田中の日々の積み重ねや責任感は素晴らしいですね。
    結果論としては諸々の作用や本人たちの能力もありますが
    きっと2人は先生や仲間たちに感謝の気持ちがあるから
    継続して来たのだと思います。
    諦めないことの基本は意地でも根性でもなく
    感謝や責任感だと思います。

    カタツムリの速度でも諦めなかった後輩が誇らしいです。
    発表、お疲れさまでした。

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