今年最後のラーニング探求塾について、昨日のガリラボ通信2013/12/24で紹介しました。
塾は、1月以降の開催予定が昨日決まりましたが、しかしいったん3月でいったん塾は
解散となるでしょう。
多くの塾生それぞれが4月より新しい環境へと移っていくからです。
現在の院生3人(大塚、坂本、坂口)はそれぞれ大学から離れますし、黒田さん、
平野さんだって移動がないこともないでしょう。
そういう状況から、恐らく、そのまま継続ということはないと予想されます。
ということで、現塾生では3月がフィナーレとなります。^^
ところで、現在の塾生にはひとつの共通点があります。
ほとんどが大学院の卒業生、院の在学生、院への進学が決まった人、院への進学を
考えたことがある人など「大学院」が共通因子になっているところです(3年(11)清田も
そうかは不明。何にでもとりあえず例外はあります。^^)。
偶然でしょうか?
学生だけでなく、社会人にも、というか学生以上に社会人には成長が要求されます。
それは、知識が重視されるものの、その当の知識が高速に陳腐化していく現在及び
これからの知識基盤社会を生きているからです。
このため、多くの社会人が学びの機会を求めているはずです。
さて、それではどういった機会を求めるとよいのでしょう?
すなわち、社会人の成長のための学びにおいては何が重要なのでしょうか。
それは会社内といった同質な中での学習だけでなく、異質な他者あるいは異質な分野に
おける「越境学習」が大切であることが指摘されています。
だけどですね、人って、越境してまで学習することはしませんよね、おおよそ。
だって面倒ですから。
あるいは、必要性を感じない、それとも感じても現状から一歩を踏み出していく
勇気(大変さに立ち向かう勇気)が不足しているからとか、そういったことも理由
かもしれません。
だけど、現代の知識基盤社会は、今まで以上に、社会人には継続的に多くを学んで
いくことを要求します。
そういったときに、学びから逃走する面倒くさがり屋や必要性を感じないとかいう人は
もちろんのこと、一歩を踏み出す勇気を持たないという人たちも、将来的になかなか
厳しい状況を生み出していく可能性が高いのかもしれません。
その点、ラーンニング探求塾に関わっている人たちは、成長への欲求を持ちつつ、現状
から一歩を踏み出す勇気を持ち合わせている人たちです。
だって、それはすぐにわかります。
仕事を終わってそれから1時間以上かけて大学にやってくる社会人、単位などとは全く
無関係であるのに夜遅くまで残り議論に加わる在学生たち。
その上に、それぞれが予習してくることを事務局から要求されているのですから。
なんとなくという程度では当然ですが継続できません。
そこには強い意志が必要です。
この人たちが共通に持っている強い意志が、大学院という共通の記号(サイン)となって
表れているのかもしれません。
学部卒と大学院卒では、就職していく先にそれほどの違いはないだろうと思います。
だけど変化へと向かう意志、またそのための駆動力という直接的には目には見えない
部分で大きな違いある。
M2(12)大塚が就職先を決めたとき(もう一人のM2(12)坂本は本日正式な内定がでました。
でかいクリスマスプレゼントでした。拍手!)、
持っているスキルを武器に、その会社で新しい分野を切り拓く努力をしなさいと
話しました。
そんなに大きくない会社ですから、会社自体を変化させていく駆動力になって
いきなさい、と。
そして熊本で一番に特徴のある会社にしていきなさい、と。
院生の大塚だからそういうことを話しました。
もちろん、そうしたことは、与えられたノルマをやった上でのことですけど。
やることをやってないで、新しいことをやっていると周囲から良く思われませんので、
結局その新しいことを続けることが難しくなります。
新しい分野を切り拓いていくのは学びとセットです。
学んで、自身を変化させ続けないといけない。
ただし、その変化への意志はひとりよがりになってもいけない。
人は一人では仕事はできないわけで、他者との協力・協調が不可欠ですから。
人って、協力すると豊かになれるのです。
これに関して、昨日のラーニング探求塾でも紹介した、クリスマスに相応しい次の曲を
紹介します。
最近この映像を知り、初めて見たときには驚くのと同時に非常に感動しました。
複数の男性が、たった1台のピアノから様々な音を取り出し、それで美しい
音楽へと昇華させているのですから。
人は、協力できたとき優れたパファーマンスを発揮し、それが豊かさを生み出すことを
教えてくれる映像ではないかと思います。
変化への強い意志、そして他者と協調していくこと、それで新しいものが生まれ形に
なっていくようです。
ある人から大学院のことを聞かれたので、福岡からバスで戻りながら、ひとつの解答を
考えていたら、今日はこんなガリラボ通信になってしまいました。
院生を中心的話題にして書いてきましたが、もちろん学部卒の人でも、変化への
強い意志を持つ人も当然ながらいるとは思います。
しかしながら、その比率は当然ながら院生の方が遥かに多い。
以上、バスの中で揺れながらなので、読み返すと内容も揺れているでしょうし、
誤解を招きそうな部分もあるかもしれません。
が、直す時間が私にはありません。
どうぞ、それぞれで好意的に解釈してください。
現在のラーニング探求塾は、多様な年齢の人が混ざり、上記ピアノ演奏のような
創造的実践をしていたように思います。
それがさらに、次の世代のラーニング探求塾として生まれていくとき、新しく
脱皮した塾では、さらに創造的な実践に向かうといくことになるでしょう。
私が思っているのは、特にその場では、社会人と学生とが対等に、互いを尊重しつつ
学び合うことで化学反応を起こしていく、
そんな学習環境をデザイン出来るといいなと思います。
そんな環境についての研究をやっても面白いかもしれない。
チームJob'sというチームは、学生と社会人のコミュニケーションをテーマにしている
わけですが、それは両者が化学反応を生み出す場のデザインにつながっていくの
かもしれません。
今日はクリスマス♩。
にもかかわらず、私は本日も福岡でした。
帰りがけ、天神の警固公園で撮ってきた写真です。たくさんの人でした。
クリスマスのせいでしょうか、混んでて、帰りのバスは2時間ほどかかりました。orz
今年度最後の福岡往復。疲れました。
明日はチェンジラボで上天草です。
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