2016年6月29日水曜日

3年課題「ガリラボ放送局」の発表

14ゼミ生が1ヶ月かけて行ってきた15分のTV番組(朝の情報番組)の
発表が今日ありました。

発表を楽しみに参加している上級生たちです。


今回は男性チームと女性チームに別れての活動で、それぞれ6人チームだったので
人数が多くて大変だったのではないかと思います。
それなのに15分もの、気の遠くなりそうな長時間の動画作成です。
初心者集団がこれにどう挑むかが見ものでした。

発表は男性チームから。リーダーは3年(14)岩崎でした。女性チームのリーダーは
3年(14)早瀬。
映像だけで趣旨を理解させることが目的だったので、それぞれ特にプレゼンすることは
なく、単に15分の映像を流し、評価を受けるという発表スタイルとなりました。


それぞれのチームの映像発表後、上級生数人から感想をもらいました。



終わってから全員分の感想を3年(14)児玉ゼミ長がまとめて私に送ってくれました。
ざっと読むと、高評価が多かったわけですが、厳しい意見もチラホラと。
高評価は、前日も夜11時まで多くの14ゼミ生が粘って作業していたことの成果だった
のでしょう。それは良かったのですが、私からはあえて辛口評価を伝えておきます。

音声の採り方をどのチームも何も考えていない。
どこかのお父さんが、子どもたちが遊んでいるのを<ただ>撮っているホームビデオと
変わらないものでした。
映像を撮ることもですが、音を採るというのはどういうことか考えてほしかった。
映像を作り上げているのは実は<音>です。
今後は、TVや映画の映像をただ楽しむのではなく、音がどう使われて映像を作って
いるのか、分析的な目を養っていくといいかなと思います。
それと、誰の視点で撮っている映像なのかもさっぱりわからなかった。
これもホームビデオのレベル。
映像は複数のカメラで、撮影視点を切り替えながらいかないと間延びした映像に
なってしまいます。
他人のホームビデオを見せられるのは、ほとんど拷問に近いものがありますが、
それは映像に対する「視点」というものを何も考えていないからです。
この問題を深く考え、しかりと頭を使いながら映像を構成していくと、非常に優れたものが
作れるようになるし、そしてはそれは映像作りだけに限らず、大きなプロジェクトを動かして
いくリーダーとしてのトレーニングにもなります。
自分たちの(内輪の)面白さだけが追及されていてはやることが幼なすぎます。
それでは、ガリラボ関係者以外に対しては何も伝わらない映像になってしまいます。
内輪のレベルを飛び出し、客観的に物事をとらえる<大人の思考>を積極的に学んで
いきましょう。
 
面白い作品というのは、作っている本人たちは苦して泣きながら(だけど、そこに楽しさを
見出して=プレイフルに)作られているものです。
  
最後に、、、
最大の問題は、今回もどのチームも、事前に映像を見てもらうようなことをやっていない
ことかな。
形成的評価(←大事!。プレイフルラーニングを勉強している人たちはこの重要性を
死ぬほど理解してほしい)が行われていないから、最終的に良いものに至らない。
自己満足で終わってしまう。
この意味で、完璧を目指すよりさっさと終わらせろ、なんです。
今日の一番の感想は、この点が良いものを本当に作るということがどういうことか、まだ
体で理解できていないなと思いました。
 
誉めるのは簡単ですが、14ゼミ生の潜在的パワーをもっともっと発揮してもらい、
日本一のゼミになるようにと思い(笑)、あえて辛口に書いてみました。
 
次の課題には、妥協せず(10割の力を出し切り)、時間を効率的に使い(マルチタスク
能力を身に着け)、良いものを仕上げていきましょう。

2チームともご苦労様でした。
君たちは、本来、もっと良いものを作れる。
そんな能力は持っているはずです。
もったいぶらず、それを全部出しきってほしい。
頑張りましょう。
 


 

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