冷たい雨が降り続いた1日でした。
晴耕雨読ではありませんが、私は今日は1日自宅に籠って、6月20日締め切りの極秘の
作業をせっせとやっておりました。^^
3年(14)生のゼミ新聞部員の児玉、谷口、塚田が午前中作業をしていたようです。
また、4年(13)塚田も午後になって出てきたようですが、ある事業で何もしないまま
帰ったようです。理由は???
さて、昨晩のことです。
気づいたら4年(13)松崎だけがガリラボで作業をしていました。
いつもの通り、議事録を作成していました。
誰も追従できないほど、かなり徹底した記録になっています。
こんなのをさせられるゼミって、やっぱりブラックですかね?
ところで、現在、2年生のゼミ募集があってますが、ガリラボは不人気で、あまり説明を聞きに
来る学生がいません。
非常に大変ということで、ブラック企業ならぬブラックゼミのリストに入っているのでしょう。
こうなったらヤケです。笑
ブラックにさらに磨きをかけ、黒がきれいに光り輝く、日本一ブラックなゼミになっていこうかと
思います。
もちろん、それは外から見てのことで、内部はそんなことはなく、成長しようという意欲に
燃えたゼミ生で溢れています。
本当にブラックだったら、夜の塾(ガリッジ塾)に自分から申し込んで来たりしませんよね。
外からはブラックですが、内部はブライトなんです。
その証拠にガリラボのゼミ生はほぼ間違いなく明るい(=ブライト)。^^
噂や外面に惑わされず、本質をちゃんと見抜き、理解してくれる学生が、ガリラボの門を
叩いてきてくれると嬉しい限りです。
松崎のことに戻りますが、議事録作りはもちろん強制ではありません。
自発にやってくれているものです。
いつも通り、昨日のゼミ活動記録を送ってくれた後、21:30過ぎだったでしょうか、松崎が
私に話しかけてきました。
前に、14ゼミ生に向けて提案していた「ホーププロジェクト(ガリラボ通信2016/5/1)」に
ついてのことでした。
「益城は日々色々な変化が起きています、それについて記録しておく必要は
ありませんか」
というのが松崎からの話でした。
避難所からまだ通っている中学生がいて、給食センターが使えなくなっているので、給食では
なくて、今は500円のお弁当になっているのだそうです(もちろん、有料)。
そうした現地にNHKの取材班が、地震以来毎日張り付いていて、今後、おそらく3月末までは
取材を続けていくのだそうです。
一時の熱狂にだけで終わらず、NHK取材班は、冷静に日々の客観的事実を収集していくことは
もちろん、それと同時に人々の主観の変遷も取材しているのでしょう。
1年後にこの取材がNHKスペシャル等で放送されるのだと思います。
わずか45分ほどの番組に対して、気が遠くなりそうです。
取材し番組作りを仕事にしている人たちというのは凄いものです。
生半可な気持ちだけはこうした仕事は無理ですね。
さて、「ホープ」についてですが、震災後半年くらいからそれぞれの持ち場で復興に向けて
活動している「不屈の人々」を取材していきたいと思っているわけで、そのためには、松崎の
忠告を素直に聞いておくべきかと思いました。
それで松崎と話しながら、私の頭には3年(14)塚田のことが思い浮かんでいました。
松崎が帰った後、次のメールを塚田に送りました。
■津曲⇒ To:(14)塚田、Cc:(13)松崎
先ほど、4年の松崎さんと雑談をしていて、その中で、「ホープ」の制作を先々やるのであれば、
現在進行形で今起きている客観的な出来事や変化を記録しておく必要があるという話になった。
インタビュー取材していくためにも客観的事実は知った上でないと確かに拙いことになりそうだ。
それで、朋実には、益城で起きている変化をわかる限り(テント村がなくなったとか)、継続的に
記録しておいてもらえないだろうか、というのがお願い。
(なお、松崎さんも記録をしてくれると言ってた)
と、ここまで書いて別のことを思いついた。
震災以後の新聞もスクラップしておくといいかな、と。先々、貴重な情報になるはず。
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それを読んだ松崎からすぐに塚田に向けて次の応援メールが送られました。
■(13)松崎⇒ To:(14)塚田、Cc:津曲
こんばんは。先生のメールの通り、余計な口出しをしてしまいました
ごめんね。
ただ、私の父を見ていて、毎日何かしら話を持って帰ってくるし、変化が起きてるなっと
思います。
それを確実に記憶しとくのは、記録しかないのではないかと思ったのです。
議事録を書いていて学んだことなんだけど、きちんと記録していると、その場の雰囲気とか
その時にこんな話もしたね!とか、付随したことも思い出せるんだー!
また、去年のしょせきかプロジェクトをした時に感じた、知識不足、知識不足により取材が
スムーズじゃなかったこと、それをカバーできるのは、きちんとした事実の記録だと思いました。
せっかく14生として「しょせきか」するなら、より良いものにしたいよね。
中途半端な物にするのは、14生の中で誰よりもともみちゃんが悔しいと思う。
そのお手伝いをしたいです。
なんでもできること言ってください!
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そして、(14)塚田から返事が届きました。
■(14)塚田⇒ To:津曲、(13)松崎
益城の記録、ぜひやりたいです!
先生がガリラボ通信で「ホープ」についてプロジェクトを立ち上げてはどうか、と書かれたのを
読んだときから、絶対にこのテーマで3年後期は活動せねば、と一種の使命感のようなものを
感じていました。
ご承知のとおり私自身、まだ震災に対して気持ちの整理がついていませんし、客観的に振り
返ろうとしてもなかなか言葉にできません。
今はこんなでも、「ホープ」に真剣に向き合い、今回の震災について自分なりの解釈を得たい
と思っています。
その為にも自分にできる範囲から挑戦したいと思います。
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後期から本格的に始める「ホーププロジェクト(仮)」について、4年(13)松崎の手助けを
もらいながら3年(14)塚田の手で記録という事前準備をしておいてもらおうと思います。
この件は来週の14ゼミ幹部会議でも話をする予定です。
幹部にも加わってもらい、どういった感じで準備を進めていくかを話し合おうと思います。
そして、現地で生活しているという私たちのメリットを最大に活かして、NHK取材チームを
上回るような取材をしていきましょう。
夢は大きくです。
14ゼミ生の手で日本一素晴らしいものをつくりあげましょう。
そのために必要なことは地道な作業です。
毎日、アンテナを張り巡らしながら、ただ記録していくという根気のいる作業です。
そうしたことが最も出来そうな人として、松崎と話しながら思い浮かんだのが(14)塚田でした。
あと10日もしたら震災から2ヶ月が経過することになります。
そろそろ熱狂は抑制しつつ、冷静な思考を働かせ、着実な1歩を重ねていきたい。
(参考)熱狂しつつも、冷静に~アラブの春のその後からの教訓(ガリラボ通信2015/3/22)
別件
地震の影響で延期になっていた大津町との話し合いをようやく6月6日(月)9時に行うことに
なりました。Coho'zuもようやく行動を開始することになります。
このチームは、大津町をフィールドに、14ゼミ生の模範となる活動をやってもらおうと
考えているところです。
追伸
案の定、昨日忘れて帰った(12)丸野と嶋中からのプリン(ガリラボ通信2016/6/3)を、
今日の夕方取りに行ってきました。今夜のデザートに家内と2人で頂きます。感謝。
2016年6月4日土曜日
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