2020年3月10日火曜日

(16)岡部の沖縄土産/非日常の日常化が始まる?

研究室に沖縄土産がおいてありました。4年(16)岡部からのものです。
昨日午後は不在にしていましたが、3年(17)橘から連絡であり、私が不在にしていたため、お土産を手渡したら岡部はすぐに帰っていったそうです。
私に何か用事があったのだと思いますが・・・

ところで、せっかく来たのだから岡部には「まちをかける」を持って帰ってほしかった。
岡部も取材に協力してくれており岡部の声が「まちをかける」の中には収録されています。
先々、貴重な記録になるものです。
4年(16)岡林の机の上においていて「大学に来たら持って行って」と伝えていたのですが、沖縄で楽しみすぎて、私の依頼はどこかに飛んでしまったのでしょう。
まあ、仕方ない。笑



さて、ほんとどこかに飛んでいってほしいのは私の依頼とかではなく、新型コロナです。
岡部のほのぼのとした話題とは異なり、昨日はまた重要な見解が発表されました。

(感染爆発の抑制のため)「ここ1、2週間が瀬戸際」と言われ、多くの事態を深刻に捉えた人々は自粛を実践したわけですが、昨日がそのちょうど2週間目でした。
みんながみんな注目しているわけでもないことは一部の人の行動で理解はしましたが、コトは大学にとっても4月から(普通に)授業ができるのかどうか、それこそ瀬戸際にあるときなので、専門家会議からどういった見解が発表されるのかかなり注目をしておりました。
一部にはあまりこの危機とは関係ない人もいるのかもしれませんが、国内の多く人が注目していたはずです。

報道によれば、専門家会議は「なんとか持ちこたえている」としつつも、今後長期化する可能性に言及していました。
感染者の約80%が他の人に感染させず、1人の感染者から感染させた平均数は1人程度で推移しており、記者会見した委員の尾身茂氏は「爆発的な感染拡大は進んでおらず、一定程度、持ちこたえている」と評価した。ただ、複数人に感染させた事例もあるため、「当面、増加傾向は続くと予想される。感染の状況を把握するためには、2週間程度のタイムラグを生じ、全ての感染状況が見えておらず、依然として警戒を緩めることはできない」と指摘した。
 また、専門家会議のメンバーは、新型コロナウイルス感染症の対応について「数カ月から半年、年を越えて続くかもしれない」と述べ、長期化する可能性を示唆した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200310-00000001-mai-pol

その理由として、仮に国内の現在の対策で一時的に封じ込めに成功したとしても、世界的流行が進展しているわけで、そうなると、様々なルートからそして異なるタイミングでウィルスが国内に波状攻撃のようにに今後も侵入してくる可能性が非常に高いわけです。
となると、世界的流行に決着がつかない限り、今後も油断はできないわけで、これに関し、専門家会議からは次の発言も出ています。
今回、国内での流行をいったん抑制できたとしても、しばらくは、いつ再流行してもおかしくない状況が続くと見込まれる。世界的な流行が進展していることから、国外から感染が持ち込まれる事例も、今後繰り返されるものと予想している。北海道での対策については、北海道の緊急事態宣言から少なくとも2週間後からでなければ、その効果を推定することは困難。3月19日ごろには、その結果を発表できる予定。(政府が大規模イベントの自粛要請をしているが?)3月19日ごろには北海道・そのほかの地域でも、どの程度の感染状況か、今よりもデータが集まってきているので、その時に判断したい。今の時点では、われわれは、現状お願いしていることをそのまま続けていただきたい。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20200310-00433559-fnn-soci

腹を据え、長期化を覚悟しないといけないことを宣告されたように思いました。
2020年は、新型コロナウィルス感染というこの2月から3月にかけて襲ってきた非常事態への対応、緊急避難的な非日常的な対応だったのんが、日常化しないといけないということです。

日常の中に、非日常を埋め込んでいくことになるわけで、これはこれまでのやり方(生活)とは一線を画したやり方(生活)に転換しないということを意味しています。
すなわち、1年をかけて革命を進行させなければなりません。
2020年とは、日本だけでなく世界的な変革の年になりそうです。
だからでしょうが、政府は、先日(9日)、新型コロナに対する対応を「歴史的緊急事態」に指定し、将来の緻密な検証に備えるようにしたのでしょう。

非日常を日常の中に埋め込んでいくことになるので、あちこちでこれまでのやり方などと不整合を起こし、ギシギシと軋みが生じるはずです。
それを修復しながら被害を最小限に抑えていく作業が必要になりますが、ここはリーダーの腕の見せ所とも言えます。

そんな日に--意図的でしょうか--立教大学の中原教授が
  いきなり管理職登用がもたらしかねない離職無限ループの悲劇
  http://www.nakahara-lab.net/blog/archive/11344
といったブログを書かれていました。
管理職とは、メンバーに対して、コーチング、フィードバックなどのスキルを通じて信頼を生み出さなければならないとありますが、そんなスキルを持たないリーダーが大きな顔をしている職場は、優秀なメンバーの離職がまず起こるのだとか(悲惨)。
 
今年はこれまでに比べるとかなりの難局が予想されます。
予想が当たらないことが一番良いですが、2020年は困難に立ち向かうことを覚悟しておいた方がよさそうです。
  
 
 

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