次は先日の週刊東洋経済に掲載されていたコラムです。
興味深い内容です。
ゼミ生は目を通し、今後何が必要か等、考える機会にしてもらえればと思います。
苅谷さんは、小中学校の学習指導要領についての中教審答申(2016)から「予測できない未来に対応するために」という言葉を引用されています。
実はこの言葉は、その4年前、大学改革についての中教審の審議でも使われていました。
次は、2012年の中教審の審議のまとめの表紙です。
タイトルに「予測困難な時代において・・・」とあります。
今の新型コロナウィルスなど、2020年が明けた2カ月ほど前は誰も予測していなかったはずで、まさに「予測困難な時代」を私たちは生きていることを今誰もが痛いほど理解してると思います。
その意味で、このタイトルは妥当なものであったのではないかと思います。
次は、この報告書の冒頭の言葉(まえがき)です。
経済を中心とするグローバル化は少子高齢化、情報化といった急激な社会変化の中・・・とありますが、予測困難さは、感染症や自然災害などもあるわけで、そうしたことに立ち向かう力が今後は必要であることはみんな実感でしているでしょう。
ただ、上記審議まとめは、最終的にはタイトルが変更され、最終的にその後「質的転換答申」と呼ばれる答申として公表されれました。
変更された理由はよくわかりませんが、今の状況からすると、「予測困難な時代を・・・」という表現の方がよかったようにも思います。
この先どうなるかわからないけれど、どういった状況になっても生きていくという強い信念を持つことが大切そうです。
予測困難な未来をたくしく生き抜いていくための力を養うための大学生活を送ってほしいと思います。
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