今日は玉名市での会議の予定でしたが、玉名市での感染者発生(現在はもう退院されたようです)を受けて即座に中止が決定され、メールでの必要最小限の会議となりました。状況的には感染のリスクの高い3条件が揃うことはないと思いましたが、リスクに関しては「疑わしきは罰する」方式で中止と判断されたようです。
セキュリティの分野では「疑わしきは罰する」が普通の思考パターンのはずです。
今はまだ新型コロナウィルスの挙動の実態は解明されたわけでもなく、見えない相手なので、今現在がひょっとすると蔓延している可能性もないことはないわけで、非常に質が悪い状況です。
セキュリティ(安全性)については慎重であることにすごく大事なことです。
授業で少しセキュリティの話をする機会があります。
私がもしもこの現状において、状況を無視した判断をして行動することは確信犯だと非難されるか、軽率な行動だとして批判されるかのどちかでしょう。
それなりの立場にある人は、他者を、特に教員の場合には学生が絡むとき何の根拠もない中での「大丈夫だろう」との安易な判断は慎重になるべきであるはず。
セキュリティ上は、今現在、色々なところで「そこまでやるの」というレベルでの対応が不可欠だと思います。
今日はまたそのことを振り返る極めて特別な日でもあります。
3.11
特にセキュリティ(安全性)については気持ちを戒めないといけないと思います。
ガリラボでは、例年、休み中も大学院のゼミだけは毎週やっています。
しかし、今年は2月下旬から中止しました。
院生を受け入れるようになって15年目ぐらいですが、初めてのことです。
もっとも中止したのは対面でのゼミです。
毎週進捗状況をメールで連絡してもらい、それに返信をしていく形でのオンラインでのゼミは継続しています。
当面、3月末まではこの形でいくことを院生には伝えています。
M1(19)塘添、福嶋ともにそれぞれ個別に準備を進めており、4月には予備調査の結果が出る手はずになりました。
こんなにメールでのやりとりで指導したのは初めてです。
結果がどうなるか、非常に楽しみ。
さらに、今日はArtractの3年生と2回目のLINE会議でした。
15時からと約束しており、集合予定の5人がLINE上に集いました。
文字だけ会議ですが、事前に考えておくべきことを提示しているこもあるからでしょうが、対面での会議以上に全員から意見がでてきます。
無言ということがないのがLINE会議の特徴だと思います。
全員から満遍なくそして活発に意見が出て、LINE会議をやってみて、この点は、すごくいいことだなと感じています。
今、ZOOMが話題になっているので、ZOOMでのオンライン会議もやってみようかと思いますが、顔が見えると、意外にここまでの活発な意見はでないのではなかろうとも感じます。
文字だけだからという利点もあるのではないかと。
また、LINEでは前の意見を読み直しつつ、新たなに発言することもできるので、話が発散しにくい傾向もあります。
意見が残っている点はすごく良い点です。
そしてそれがもたらす利点がもうひとつあります。
今日は都合で会議に一人参加できなかったのですが、会議を終えた2時間後ぐらいに、
会議内容、確認させていただきました。
とのLINEメッセージが入っていました。
便利~♪
コロナウィルス騒動で始めたLINE会議ですが、メリットを随分と感じました。
今日は1時間の会議でしたが、その発言記録は全て残っているので、議事録をまとめるのも容易です。
今日の議事録作成は、あみだくじを使って3年(17)西に決まったようです。^^
最近よくコロナウィルスのことを書いていますが、それほど大きな影響を私たちに与えるのに違いないと思っているからです。
転ばぬ先の杖ではありませんが、プロアクティブに、危機意識を忘れず、出来る工夫を色々とやっております。
そんなとき(?)衝撃的なニュースをSNS経由で知りました。
ハーバード大学のことですけど・・・
ホームページをチェックしてみると・・・、Moving Classes Onlineと特記されています。
https://www.harvard.edu/covid-19-moving-classes-online-other-updates
COVID-19とは、新型コロナウィルス感染症のことのようで、コロナウィルス感染拡大を重大視し、ハーバード大学は全ての授業をオンラインに移行するのだそうです!
全ての授業をですよ!
ハーバード大学のコロナウィルスの特設サイト
https://www.harvard.edu/coronavirus
を見てみると、注意事項がいくつか書いてありました。(Google翻訳を使ってささっと)眺めていくと(Google翻訳便利です)、
We will begin transitioning to online instruction for all graduate and undergraduate classes. The goal is to complete this transition by March 23.
ということで、3月23日までに、学部と大学院のすべての授業をオンラインに移行するのだとあります。そして、
Students are asked not to return to campus after Spring Recess and to meet academic requirements remotely.
と、学生は春休み(3月22日までのようです)後はキャンパスに戻らないようにと衝撃的な指示が書かれていて、そして、今後大学での必要なことはリモート(オンライン)で行っていくようにとあります。
たぶん4・5月の授業はオンラインとなりそれで4年生とかは卒業することになるのでしょう。
米国でコロナ感染患者が発見されたのは、日本より随分と遅く、つい最近のことですから、対応の早さに驚かされます。
国内大学の卒業式中止といった英断に思えた対応さえも、ハーバード大学の対応の前ではかすんでしまいそうです。
もともとハーバードではオンラインのインフラを持っているから、こんな大胆なことを急速にできるのでしょうけど、それしても全ての授業を、ですから。
凄すぎてしばし茫然としました。
何で茫然とするかというと、世界的に流行を始めているわけですから、右に倣えで世界中の大学でオンライン化が進行していくことになれば(今も進んでいるわけですが、それが加速度的に進む可能性もあります)、そして小学生も今はZOOMでオンライン授業を受けデジタルツールでの学びのやり方を学んでいるわけで、そうしたことが重なっていったとき、どういった変化が起きるのでしょうか。
単純にオンライン化の舵を切ればよいのか、それとも・・・他に考えておくべきことが必要なのかとか、コロナウィルスはビジネスの世界はもちろんですが、多くの場合、聖域におかれて安泰であったはずの教育機関にも重大な問題を突き付けているように思います。
まさか、2020年になってこんなに急激にこんな重大問題が起きるとは。
大昔だったら、そこの風土病だったのでしょうけど。
グローバル社会における感染症とは恐ろしいものです。
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