2020年7月27日月曜日

卒業生からの連絡/卒論を進ませるパターン

7月初旬に熊本県南部で豪雨被害が起き、それがもう気づけば7月下旬になっています。
被害の後、この地域に勤務しているはずの卒業生に連絡を取りましたが、ひとりだけ返信がありませんでした。
 
その卒業生から昨日、長文の連絡が届きました。
被害の状況、現在の状況が詳しく綴られていましたが、新聞報道でもひどい状況は理解していましたが、よく知っている卒業生からの詳細な報告は生々しく、読みながら言葉にならないほどでした。
学校に勤務している卒業生です。
今現在はまだ災害からの復旧に向けての第1フェーズの段階なんだと思います。
熊本地震の時がそうでしたが、今後、被災地は様々なフェーズに移行していくことになるはずです。
そして復興は非常に長期にわたることになるはずです。
卒業生からのメールを読み、復興のフェーズのどの段階になるかはわかりませんが、私の研究室でできる支援を考えねばと思った次第です。


今日は、卒論チーム「たま応援隊」と「Artract」とが活動していました。
たま応援隊は会議、Artractは「おうちで美術館」に向けた独自コンテンツの撮影でした。
もう7月末になります。
コロナの影響のせいですが、例年の卒論チームに比べると具体的な行動ができていません。
動けていないので、なかなか私が興味を持つような結果についての報告をもらうことが少なく、その結果、活動のインフレーションにつながっていかないというのがジレンマです。例年だと、
 こんなのをやってみたい(卒論チーム)
  ⇒なら、こういうのがありそうだ(私)
   ⇒やってみたら、こんな感じになりますけど(卒論チーム)
    ⇒面白い、じゃこういうのもあるんじゃないか(私)
     ⇒じゃ、それもやってみよう(卒論チーム)
という感じで活動のインフレが起きて、そうなるとやっているテーマが非常に楽しくなって、その結果、当初想像していたよりも遥かに面白い成果につながっていくのですが、この形(パターン)の連鎖が今はまだ生じていない気がします。
特に大事なのはこの連鎖を高速に動かすことです(ガリラボ通信2014/8/22)。
そこがなかなか出来ていない。
卒論チームは2014/8/22のガリラボ通信を読んでおいてほしい。
せっかくやるのだから、非常に詰まらない結果で終わることは避けたいものです。
油断しているとそうなってしまう危険性がかなり高い。
しかし、ただ悩んでいるだけでは、持ち時間は徐々に少なくなっていきます。
 

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