2014年12月21日日曜日

点を線でつなぐ街のデザインを考える

突然、街中に出現したドア(のみ)。フランスの鉄道会社が仕掛けたものだそうです。
ドアを開けると、そこには・・・。

Europe is Just Next Door!(ヨーロッパはすぐそこにある)とのキャッチコピーで
映像は終わっていますが、この街中の仕掛け「どこでもドア」は、鉄道の旅へと
誘うPRのために設置されたものなわけですが、素晴らしい限りです。
元記事はこちらの「リアルどこでもドア」です。どうぞご覧ください。


次の映像は、さらにその上を行ってます(私個人の見解ですが)。
コカコーラ社のPRの映像です。
ガリラボ通信2013/5/23で紹介したものですが、最初見たとき、その発想に鳥肌が立つ
ぐらい感動しました。

この映像は、対立は、そこに良好な道具を組み込むことで、協調に変えることができる
ことを示してくれます。
こういうのを見ると、道具とは、やっぱり、人に対して決定的な役割を担っているようです。
この道具をうまい具合に組み込み、新しいステージへと発展させていくことを拡張に
よる学習とY.エンゲストロームは呼びました。
(この学習をメインテーマにしたM2(13)坂口の修士論文を今日は朝から添削して
 いましたが、なかなか進まず・・・。午後からテニスに出かけましたので。^^;)

街の中に、こういったデザインを埋め込み、街を楽しいものにしていけすると面白そうです。先のガリラボ通信2013/5/23では、最後に、
 街を、人の心をデザインのチカラで変えていく!
 ガリラボのゼミ生には、こうしたアイデアを生み出す知性とそれを具体化していく
 行動力とを身に付けていってほしい。
 卒業研究で、こうしたアイデアが要求される場です。
 人の役に立つことは、必ず受けいられていきます。
 ガリラボの知恵で、玉名を、熊本空港を変えていきましょう!
と書いています。
その時は、卒業研究については語っていますが、卒業研究は山を越えたので、今は、
現在進行形の動いている玉名のプロジェクトや修士の研究に対し、同じことを言い
たいと思います。
いろいろな知恵を絞り出していってほしい。
たくさんのアイデアを出すこと(そのためにはスピードが不可欠)。
膨大なアイデアを出せば、その中には、自分ではわからなかくても、他者から見て
「オッ」と思えるものが一つぐらいはあるもの。
優れたアイデアの原石が見つかれば、あとは、それを具体化する努力をしていけばいい。
具体化は大変ですが、方向が定まっているため、力を出しやすいものです。
 
ところで、現在進行形の玉名のプロジェクトにおいては、点として孤立している
地域資源を線でつなぎ、全体として物語化できないかと思っているところですが、
上で紹介した発想や道具を利用して(同じことは無理でしょうが)、物語を現実化・
可視化していけるといいですね。
点と線
点が線でうまくリンクできると、次元が上がり、新しい価値が生み出されていく。
創発という現象に相当します。
その極限において神話が生まれていきます(この過程に興味のある人は記号論という
学問を勉強しましょう)。
そこまでたどり着けると素晴らしい。
(余談ですが、「点と線」という言葉はある意図的に使っています。点と線は松本清張の社会派推理小説と
しての代表作の一つです。私も中学か高校の頃に読み、松本清張にはまり込んだ記憶があります。
ぼくらの年代にとって「点と線」という言葉は特別な響きを持っています)
 
玉名プロジェクトに関わる12ゼミ生の発想には期待しています。
正月とか、他のことは考えなくていいので、このことばかり考えて欲しい。
「先生、正月は食事とトイレ以外はずっと部屋に篭りペンと紙とでアイデアを練っていました」ぐらいでないと良いアイデアなどに至ることはないでしょう。
まだまだ発想していく力が弱く、その発達過程にあるわけですから、それぐらい
やっていかないといけない。
-----ガリラボ通信2014/5/6から----------
ある問題について、
地球上で最も
必死に考えている
人のところに
アイデアの神様は
降りてくる
森岡毅(ユー・エス・ジェイCMO)
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必死で考える、深く考えることができるというのは誰でもできるわけではなく、
ひとつのスキルです。
そうした能力開発(トレーニング)ができていないと、楽しむことはできるけど、
人を楽しませることはできません(言い換えると、サービスの消費者になれるけど、
サービスを生産する人にはなれない、ということです)。

これを書いている時、録画していた仕事の流儀(248回)を眺めていました。
宇宙兄弟ドラゴン桜を担当したまだ若い35歳の漫画編集者の方でした。
映像では、灘高→東大と優秀だった人がさらに優秀になるべく鍛錬している様子が
描かれていました。
新しく立ち上げた会社で、社長(本人)自らが一番早く来ている。
早朝一人のオフィスでのインタビューに対し、
 人の倍の速さで、3倍の時間働く。
 楽して成功している人はいない。
と答えられていました。
だから、優れたものが生み出されていくのですね。
何かが出来る人というのは、偶然ではなく、そうなる必然的理由があるわけです。
 
点を線で繋いでいくデザインのあり方について考え抜き、アイデアの神様に
認めてもらいましょう。
  
 
 

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