2018年5月29日火曜日

日本一負けず嫌いなゼミ生を目指そう

奈良県生駒市の広報紙「広報いこまち」は全国コンクールで何度も入選している
そうです。
次はその広報紙の「ひとこま」です。楽しい取材が行われていることが伝わってきます。
この広報紙の特徴については<こちら>をご覧ください。


入選理由までは調べていませんが、この広報紙づくりに携わっておられる市役所
職員さんのことをfacebook経由で知りました(SNSはこんな時にいいですね)。その
紹介ページのタイトルが
  大手百貨店から転職した「日本一負けず嫌いな自治体職員」
  https://forbesjapan.com/articles/detail/21107
となっていました。
百貨店からの転職組の方のようです。百貨店で広報をやってはいたものの、そこは個人
プレーの集合体であったため、その時は、自分が担当するところだけで勝負していれば
よかったけれど、自治体職員になって広報を始めると、なんでも自分でやらないといけ
なくて随分と大変だったようです。
(公務員の採用形態を見ているとマルチ人間を探していることが明らかです。何でも
やれないといけないからでしょう)。
企画は百貨店時代からやられていたのでそうでもなかったでしょうが、その上に、慣れない文章書き、デザイン、そして撮影などがあり、先進事例を四苦八苦して<学び>ながら
工夫を重ねていったそうです。
そうした大変さの中、やめようかと思ったこともあったそうですが、次の取材が転機に
なったということでした。
  市民活動を紹介する広報誌の企画で、ひとり暮らしの高齢者に弁当を配達する
  団体を取材した。大垣は市民の熱い思いに胸を打たれ、泣きながら3時間話を
  聞いて、その感動を広報誌に書いた。

この後に目覚しい活躍をされていくことになります。
この方の記事を読み、成功のポイントの一つは、「学び続ける力」にあったと思い
ました。
社会は常に流動的です。そんな環境におかれている人は学び続けるしかありません。
それが大事であることはおそらく誰でも理解しているはずです。
しかしですね、そうした力の重要性は、誰でもが理解している以上に重要なものです。
多くの人ができないから口を酸っぱくしてそう言われている。

著名な「学びの習慣仮説」というのがあります(参照)。
学生時代に「学ぶ力」を学ぶべきでしょう。
未知の領域に挑戦し、それを克服していく過程でそうした力は身についていくもの。
ただ単に教室で習っているのでは形成しにくい。教室だけでのものは「学ぶ力」という
よりも「習う力」であろうとかと思います。
「習う力」はもちろん必要ですが、それを突破し、難しい本に挑戦し、周囲ととことん
議論しながら、深く思考していくような「学ぶ力」を身につけていくべきでしょう。

寺山修司は、今大学院の講義で使っているテキストの中で言ってました。
地域というのはそうした学びを身につけるのに適したフィールドだ、と。

ガリラボはそうした地域をフィールドにしているゼミです。
ガリラボのゼミ生は、そうしたフィールドで、「日本一負けず嫌いなゼミ生」になって、
地域活性化だけでなく、白亜祭、広報とかでも学び力を修得し、社会人になって充実した
人生を過ごしていけるようにしていきたい。

妥協しないこと。
広報いこまちの職員さんを見習い、全国のレベルを越え、日本一のゼミ
していきましょう。


 

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