2018年5月24日木曜日

チームCitrusによる八代・氷川・芦北の予備調査

チームCitrus(リーダー4年(13)田島、4年(15)江藤、藤川、宮崎)が
初めての調査に南へと向かいました。
今回は、今後の本格調査(観光地情報のデータベース化)のテストとして、調査の
感触をつかむための予備調査です。
八代市役所観光振興課職員さんと合同での調査です。
待ち合わせ場所は氷川町宮原振興局。
その目の前にあったのが「まちづくり情報銀行」。なんと・・・でした。
まちづくりのフロントランナーとして、早稲田大学のチームがこの地域に入って
活動していたシンボル的存在だと思っていたもので、随分と昔からその存在は知って
いましたが、初めて目にしました。ちょっとした感激でした。


10時に市役所職員さんと合流。初対面だったのでまずは名刺交換でした。
今日1日一緒に行動するのは八代市の井戸係長と久保さん、村上さんの3人。
そして、シトラス観光圏氷川町担当者として氷川町の續係長も氷川町では一緒に
行動していただきました。


最初に訪れたのが氷川町の白玉屋新三郎株式会社。氷川のインターから5分程度という
非常にアクセスのよいところで県外からのお客さんも多いのだそうです。


総業380年(だったと思いますが)の会社を取り仕切る牛嶋社長さんが白玉に
ついて60分ほど熱く解説をしてくださいました。
白玉は、江戸のおやつとして、遊び心を持つスイーツとしての存在していたという
ことでした。
社長さんが手にされている書籍の中の女性が、まるで金魚すくいをしているよう
に白玉をすくっているのがわかりますが、そんな遊びを兼ねたおやつとして江戸の
文化の中に定着をしていたようでし。
白玉には、ちょうど金魚に見えるような色合いがうまく表現してあります。

社長さんは白玉にまつわる多様なストーリーを熱くお話しされました。

4年(15)宮崎も社長さんの熱い解説に応えようといくつか質問を投げかけ、
その問いに対し社長さんがまた熱い解説を加えて頂くという繰り返しで・・・。

随分前に出していただいた白玉とお菓子は熱いお話に釘づけで手付かずのまま。笑
あまりの解説の長さに、白玉を食べる前に、抹茶までいただくことになりました。

最後は無事に(?)白玉をいただくことができ、一同、ほっとして白玉屋新三郎さんを
後にしました。
井戸係長が写ってませんが、この日の予備調査チームと牛嶋社長さんです。



その後、八代飯店でランチ。おススメだった「トマビーエン(トマトの入った
タイピーエン)」を食べてみました。
左は通常のタイピーエン、右がトマピーエン。
中身はトマトが入っている以外は通常のものと似たものだと思いましたが、スープは
かなり美味しかった。


ランチを終え、八代神社へ。

八代の大きなお祭りである妙見祭の起点になる神社とのことで、色々と変わった
ものが展示され、そしてそれらが観光客にわかるようにしてあるのは印象的でした。


ちょうどこの日、八代港にはクルーズ船が入港しており、私たちが神社にいったとき
外国人観光客の団体がわんさか神社にやってきました。
そういった人たち向けに次のように多言語化された音声ガイドが設置してあり、きち
んとした取り組みがされているものだと感心しました。


その後、すぐ横にある鍛冶屋さんへ(盛高刃物店)。

鍛治打ちの様子を見学できます。


鍛冶打ちの様子(動画)
 

鍛冶打ちの現場からお店の方に移動し、奥さんからお話を伺いました。
詳しい話はCitrusのメンバーが聞いたかと思いますが、私が感心したのが店内に
英語での表記や説明書がたくさんおいてあったことです。国内だけ見ていては
商売にならないからでしょうが、非常に優れた商品を海外の方々に販売しておられ
るようで、またこのお店の商品に興味を示された海外の方々が直接お店にも来られる
ようです。
なんとまあグローバルなことでしょうか。
本学は「地域に生き、世界に伸びる」をモットーにしているわけですが、このお店の
みなさんはこのモットーをほぼ完ぺきに実践されていると思いました。
このお店だけでもたくさんのストーリーが書けそうだとも感じました。
グローバルであることには身近にモデルがたくさんあるんだということも改めて
感じました。
そうした優れた事例を本日自分の目で見てこれたのはチームCitrusのメンバーに
とってはラッキーだったのではないでしょうか。
今日、自分たちが何も見たのか、しっかりと振り返っておくように。


クルーズ船が寄港しているということだったので、芦北に向かう前に八代港に立ち寄
ってくださり、本物のクルーズ船を見る機会を得ました。
でかい! ほんとでかかった!
寄港後はお客さん4,000名ほどがこの場所からバス100台に分乗してどこかに
いくわけですね。
すごい光景ですが、私が興味深かったのが八代市は乗客に目をつけているだけでなく
クルーに熱い視線を向けているということでした。
すぐにはその意味がわからなかったのですが、話を聞いていくとクルーズ船のクルーっ
て1,500人も乗船しているのだそうですね。びっくりしました。
この人たちは船が留まっている間、あちこちを観光して回ることはないはずです。
そうなると・・・。なるほどです。
確かに熱い視線を送りたくなります。よくわかりました。
それにしてもクルーの数。すごいですね。驚きました。


八代を後にして芦北町へ。まずは芦北海浜公園。
ここでは芦北町観光振興係の橋本さんが色々と案内してくださいました。

公園の全体像を聞いた後、ロープウェイへ。

みんなで乗って山頂へ。

天気も良く景色も素晴らしい。非常に(ものすごく)気持ちよい空中移動でした。

山頂からの眺めです。みんなから思わず歓声が上がったのは言うまでもありません。
そして、その直後にもさらに歓声。
その歓声の先にあるのは「ローラールージュ」。
冬季五輪でよく見るルージュのそりの部分をローラーにしたもののようです。
そのローラールージュに、4年(13)田島が乗り込もうとしています。^^


係員の方に説明を聞いて、全員でスタート。
初心者コースを滑降していきましたが、なかなかの迫力でした。油断するとこけそう
でしたが、無事に全員がゴールへ。
役場の橋本さんに聞いたら極たまに、こけてケガする方がおられるようです。
下がコンクリートなので結構なケガになりそうで、その分、スリルはなかなかの
ものでした。


ルージュの次は、広いフィールドに移動。
ここではニュージーランド発のゾープなるものに挑戦しました。


次の球体がゾーブです。
2重になった球体で、内側の球体に人が入って、フィールドの上から転がり落ちて
くる遊びです。
トロッコはお客さんを乗せ、ゾーブを後ろに引いて上まで登っていきます。


ゾーブの最初のチャレンジャーは4年(13)田島と(15)江藤。
スタート地点から元気よく手を振っておりました。


2人が降りてくる様子を動画でどうぞ。

地上に降り立った2人です。ずぶぬれ。笑


体験を終え、海浜公園は後にしました。

(おまけ)海浜公園にあった木彫りの像。

ニュージーランドの様々な神ということです。



海浜総合公園を後にして、御立岬へ移動。
天気も良く絶景でした。
八代港に寄港してたあの巨大なクルーズ船はこの絶景の中を移動し、外海へと
出ていくことなります。
巨大なクルーズ船が運航するときにこの場で見学してみたいものだと思いました。

展望台へ

展望台にはカップルがおいていったたくさんのカギがありました。

カギがおいてあった理由は次の伝説によるものです。なお、上のクローバーは
それまでに置いていかれたカギを溶かして作ったものだそうです。


沈む夕日を見せたかったと久保さんに言われましたが、日暮れまで芦北に滞在して
いると帰りがかなり遅くなってしまうので、後ろ髪引かれる思いで御立岬を後に
しました。



Citrusメンバーが、本日、見て・聞いて・体験し・感じたことはすべて記録し、
データベース化し、観光素材として提供していくことなります。
八代・氷川・芦北町が進めるシトラス観光圏の発展を担う大事な作業となります。
自分が何を感じたのか、それをきちんと言語化すること、そして何を表現して
いけば優れたデータベースとなるのか、それも考えること。それが卒論につながって
いくことなるでしょう。

以上、私から見た本日の記録です。写真選びから始め2時間ほどかかりました。
上でも書きましたが、Citrusメンバーも記憶の熱が冷めないうちに、丁寧に丁寧に
言語化しておくように。



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