本日も早朝からゼミ生から届く原稿の添削作業をやっていました。
特に今は、私からの添削原稿を待つ3年(13)飯沼がいますのでさぼれません。
飯沼は私からの原稿を、インデザインで編集し、取材先に提供する仕事を担当
しているからです。
それが遅れると、書籍の完成予定に間に合わなくなる危険性が高くなるので、
飯沼にとにかく渡すべく、決死の覚悟(笑)で作業しました。
ところで作業は何が大変かというと、何が書いてあるのか分からないというところです。
何を書こうとしているのか、何を伝えようとしているのか推測、解釈をしないと
いけないことが多く、それが一番時間がかかります。
壊れたパズルを並べ直しているようなもので、おかげで私の脳は鍛えられています。
その意味では、感謝していますが。笑
ガリボイスのような短い文章だとあまり目立たないのですが、今回のしょせきか
プロジェクトのように5000文字を超えるような文章になると残念ながら多くの
ゼミ生の文章表現は破綻しています。
特に今回は会話を文字起こしているので、それもあって表現はかなり難しい
ということはあります。
だから破綻してしまうのでしょうが、しかしこうしたことに挑戦していることは
非常に素晴らしいこと。
優れたトレーニングになっているはずです。
ただ、そのトレーニングが将来役立つのかというか、よくはわかりませんけれど。
あえて考えるならば、パッと思いつくのは議事録でしょうか。
会議の議事録を書くのには役立ちそうです。
新入社員にはあえて議事録を書かせて勉強させる会社あるようですから。
ただし、ゼミの議事録はまだ箇条書きが多いので、少し不十分さを感じますけれど、
仕事の会議になると、会話自体を記録することもあります。
ところが、会話をそのまま発音の通りに書き起こすとほとんど意味不明の文章に
なってしまいます。
(それが今回多くのゼミ生が陥ってしまっているところです)
会話は、話されたままでなく、再構成しないと、会話の様子を再現できないという
性質があります。
それほど、会話と書き言葉は異なります。
会話を書き言葉に変換するトレーニングが何にどの程度役に立つのかは実際の
ところよくわかりませんが、どんなことでもいつ役立つようになるかはわからない
ものです。
ということで、自分が書いた文章と私が添削した文章を見比べ、どこがどう違って
いるのかを分析するなどすれば、文章スキルが上達していくのではないかと思います。
ところで、並行して私には4年生の卒論も届きます。
こっちは1つが2万字。
3年生は5千字で上のような状態ですから、2万字になるとさぞやトンデモナイものが
届くだろうと思うでしょうが、実はそうでもないのです。
かなりゼミ生が意外にうまく書いています。
理由は、これまで概要作成の段階で添削をしており、議論の流れができていることが
ひとつですが、それ以上に、今年の4年生(12)は、チームワークが良いので、
私に提出をする前に、チーム内できちんと添削をしてくれているのです。
非常にまとまりのある12ゼミ生だったので可能になったことです。
そのおかげで、12ゼミ生の卒論にあまり手をかけなくて良いので、13ゼミ生の
しょせきかプロジェクトの添削にかなりの時間を費やせています。
それでも今現在、毎日がギリギリの状況なので、もしも12ゼミ生がテキトーだったら、
しょせきかプロジェククトだけでなく、全てが破綻しているかもしれません。
4年(12)ゼミ生には改めて感謝しています。
しょせきかプロジェクトで添削する外部の方々の取材原稿はほぼ終了しました。
ようやく残った大物のM2(14)吉村の修論に腰を落ち着けて向き合うことができます。
年末にはすでに提出されたものです。
果たして出来はどうでしょう。
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