大宰府に行ってきたと3年(13)塚田。で、お土産は「門司港クッキー」です。
はて???、どうして門司なのと聞くと大宰府にはガリラボに似合うような
大量に入ったものがなかったとのこと。ということでサービスエリアでゲット
してきたのが門司港クッキーだったそうです。
それで話はそこから少し盛り上がったのですが、なんと門司がどこなのか
分からないというではありませんか。
関門海峡はわかるねと言うと、きょとんとしています。関門海峡はわかるよう
ですが、それが門司とどう関係しているのか知らないようでした。
すなわち、関門海峡の「関門」の意味がわかっていないのでした。
これは、塚田だけでなく居合わせたゼミ生のほとんどがそうでした。
鉄道路線の名称(豊肥線とか)の意味も誰も知らなくて、それにも驚きました。
ちょっとしたカルチャーというよりも、ランゲージショック。
若い世代が常識と思っていることが全くわからず、そのため怪訝な顔をされることも
多いのですが、こっちが常識と思っていることが、若い世代では常識でないことに
遭遇すると、言葉の違いの中を生きていることを実感させられます。
その時、私は異文化コミュニケーションの現場にいることを実感するのです。笑
日々新しい言葉に接し、また日々衰退していく言葉を知ることができ、自分を絶対化
せず相対化できる機会に研究室は満ちています。
言葉の盛衰を知り、それを通して、お山の大将になっていくのを防止できる素晴らしい
環境かと思います。
「舟を編む」という映画があります。
辞書編纂の仕事を描いたものですが、新しい言葉の採集に、年配の編集者たちが
マックのような場所でじっと女子高生の会話に耳を傾けるシーンがあります。
確か、次のシーンでした。
私の立ち位置もこの編集者たちと同じだなとよく思います。
ガリラボではゼミ生たちがたくさん新しい言葉を提供してくれる優れた環境です。
ただ、悲しいかな、それをすぐに忘れてしまいます。
舟を編むの編集者の人たちが持っていた言葉の採集手帳を持っておいたいいですかね?
さて、しょせきかプロジェクトが進行しています。
スケジュール管理表のピンクのラインがゴールに向かって勢いよく伸びております。
3年(13)生みんなの必死の作業の賜物です。
後少です。
最後まで全力で走り、ゴールテープを切りたいですね。
残り半月もすれば授業が終わり、色々なことが終わろうしているからでしょうが、ガリラボも
遅くまで残るゼミ生は少なくなりつつあります。
22:00を過ぎて残っているのは現在、M2(14)吉村、3年(13)飯沼、多賀の3人だけ。
それぞれにキーボードをカタカタと打ちながら作業をやっております。
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