2016年1月5日火曜日

卒業生からの巨大な年賀状

最近は毎年ゼミ生から自宅に色々と考えられた年賀状が届いていましたが、
今年は特になく、数人から届いたものは通常のオーソドックスな年賀状でした。
ちなみに送ってくれたゼミ生に文句を言ってるのではありませんよ、念のために。^^
それらは有り難く頂戴し、ひとりひとりに丁寧な返信もしたつもりですので。。。
  
 
そんなことを思いながら仕事始めとなった1月4日。
大学に大きな荷物が届いていました。
色々とべたべと貼ってあります。
「落下厳禁」とか、「こわれもの」とか、「この面を上に」とかえらく細かい!
差出人を見るとOB(10)保坂です。

品名には「年賀状、食品」などとふざけたことが書いてあります。
小包で年賀状?、箱は比較的に軽いのに食品?と疑問だらけのものです。
しかも開けようとしたら厳重すぎてなかなか開封できないという代物でした。


沢山の注意書きがあり、そして非常に厳重に梱包してあるものだから、さぞや高級な
私への贈り物が入っているのだろうと思い(その時、送り先が「津曲研究室となって
いることに全く気づきませんでした。津曲と津曲研究室の違いに気付くべきでした)、
いそいそと開封作業に取りかかりました。
研究室には誰もいなくなった昨晩午後10時過ぎのことです。
沢山の張り紙の文句を見ていると丁寧にせざるえず、慎重に1人孤独に作業していたら
あのバカタレとか思い始め、面倒過ぎて段々と保坂に対して腹が立ってきて、全部
適当に破り捨てようかと思いましたが、そこは大人ゆえにどうにか自重し、なんとか
きちんと開封に成功。
段ボールの上に貼り付けられた巨大な「年賀状」が出てきました。

拡大します。後輩たちに向かって優しい言葉がたくさん書かれた年賀状でした。
差出人は「〒10-OB-SHREK 先生に史上最大のご迷惑をおかけしたゼミ生」と
あります。

さらに、小包の中に何が入っているのだろうと思い、面倒な開封作業を進めました。
「こわれもの」とか書いてあるものだから、上面の段ボールだけを一応慎重に(もう
この辺りでだんだんとテキトーになっていましたが)取り外したわけです。

そうしたら出てきたのは「食品」のカップ麺24個。
この瞬間、頭の中のどこかでブチッと何かが切れたような音がしました。
何が「こわれもの」だ、と。
さっさと適当に開ければよかったと強く後悔したわけです。


それで私が思ったのはですね、、、「先生に史上最大のご迷惑をお掛けした」とか
書いておきながらどう見てもこれは後輩への熱い思いのこもった贈り物じゃないか、と。
とても57歳になった迷惑をかけた方への贈り物には見えません(ですよね、みなさん)。
後輩思いは立派だとは思いますが、迷惑をかけた私にこれではですねぇ。
サルでも迷惑をかけたらちゃんとお礼を言えるだろうにと思いつつ、改めて保坂が書いた
後輩の熱い思いの詰まった巨大な年賀状を読むと、私に向けては「先生のご健康」という
わずか6文字のみだけの記載。

切れるとはこういう状態を言うのだろうと冷静に憤慨しつつ、段ボールごと棚に入れて
昨晩は帰宅。
 
翌日(今日ですね)、お昼頃、多くのゼミ生がやって来た頃に、<親切な>先輩からの
小包を(捨てることなく、正常な姿のまま)渡してやりました。
憤慨していたにも関わらずです。
心の広さを示す行為であったと思う(ただ、よく考えたら、誰も私が憤慨していたことを
知らないわけなので、心の広さに気づていてくれなかったかもしれないと思い、念のために
ここに書いておきます)。

丸野が段ボールの包装を全部取り外し始めました。
そうしたら、側面に、、「あれ、先生、ここになんかありますよ!」とのこと。
「何!?」ということでよく見ると、封筒が側面にしっかりと貼り付けてありました。
昨晩、きれいに上面だけ外したので、全く気づきませんでした。

側面の手紙は私宛のものでした。なかなかいいやつだと思います、保坂は。


それにしてもまさか・・・
保坂は、2日続きのこのドタバタが起きることを予想して、こうした手の
込んだことをしたわけではなかろうな、とふと思いましたが、まさかですね・・・
 
とりあえず新年から食料が手に入り、ゼミ生は非常に喜んでいました。
ゼミ生一同に代ってお礼をしたいと思う。どうもありがとう。

そして、今年も面白い年賀状をもらって楽しませてもらった。
まさか卒業生の保坂からとは。。笑
新年早々、非常に楽しませてもらった。
ありがとう。
今年も1年、仕事を頑張りなさい。
男飲みの場でまた会おう。
 
 
------------
これまでの風変わりな年賀状
2015年の年賀状 ガリラボ通信2015/1/2
2014年の年賀状 ガリラボ通信2014/1/3
2013年の年賀状 ガリラボ通信2013/1/5
2012年の年賀状 ガリラボ通信2012/1/5




 

0 件のコメント:

コメントを投稿