2016年2月8日月曜日

ハイパー3バカトリオによるガリラボ内個体識別

土曜日に新しいPCを設置し(ガリラボ通信2016/2/6)、「二郎(ジロー)」と命名して
おきました。ところが、「ジロー」は不満だったようで、私が名付けたのにかかわらず、
もっとふさわしい命名に変えてしまおうとの策略が進行していました。
首謀者は4年(12)丸野と梅田。
策略で知恵を絞った痕跡が、コミュニケーションノートに残されていました。


さて、どういう経緯で決まったのは定かではありませんが、私が本部棟に行っていて
不在の合間に、ジローは「かんた(勘太)」と改名されていました。orz
しかもラミネート加工された勘太の切り抜きが張り付けられていました。
ついでに、他のPCも、こうしたシンボルがなかったものには全部該当するキャラク
ターが取りつけてありました。
不届きな二人ですが、こうして環境を<優れた>ものにしていくこと自体は非常に
素晴らしいことです。その意味で、良い行為の範疇に入るでしょう。^^;
(注)もちろん、勝手にやったのではなく、(一定程度は)私の了解を得ての行為でした。


堅い話になりますが・・・
西欧文明はある時から、ものごとを抽象化し、抽象概念によって世界を把握するように
なりました。
(そのことは、個物の違いを捨象し、一つ一つの差異を無視することになりました)
一方で、例えば、アボリジニ(だったかな?)は、西欧文明とは逆に。世界をすべてを
具体的に捉える生活をしていきました。
西欧文明は具体性を薄めた代償として絵、抽象概念の操作によって新しい人工物を
発明することができるようになり、その力で生活を豊かにしていきました。
一見、後者(西欧文明)が優れているように思えますが、実はアボリジニのような
やり方も西欧文明と同等であって、思考としてはそこに差はないのだということを
示したが、人類学者レヴィ・ストロースでした。
概念操作によって人工物の設計をやっていた私にとって、カルチャーショックでした。
  
具体の世界を生きるアボリジニは、モノをすべて固有名によって識別していきます。
余談ですが、我が国でサル学が非常に進歩したのもサルの個体識別を行ったからでした。
個体識別には、ものごとを世界から切り取り、そこに固有名をつけていくことが
不可欠となります。

丸野と梅田、これに尾堂が加わった4年(12)生のハイパー3バカトリオは、野生の
思考を発揮したわけですが、その思考はPCの個体識別だけに飽き足らず、ガリラボ内の
色々なものに名前を付けて識別可能にしていったようです。
ガリラボ内の複数のホワイトボードにも名前がついてました(ミカドとか、巨神兵とか)
具体の世界を生きていくこうしたやり方を「野生の思考」と呼び、それは実践的な場で
非常に力強い思考となります。

西欧文明的思考はもちろん必要ですが、それだけでなく、ガリラボ通信の画面左下で
昔から宣言してきたように、ガリラボのゼミ生には野性の思考のような力強い思考も
目指してほしいと思っていました。
その意味では、いい感じにこの3人組はガリラボで成長してきたのかもしれません。
 
自分の環境を自分で変えれない人間が成長することはありません。
人は、自らの環境を作り替えながら成長していく存在です。
輝く知性は行動なしには生まれない」とはそのことを指して使っておりました。
 


北海道に4年(12)川口と森が行ってきたそうです。
有名な旭山動物園にも行ったらしいですが、お土産には円山動物園と記載されていました。
駅か空港かで買ったようで、北海道には動物園はひとつしかないとか思い込んでいた
みたいです。北海道の方が聞いたら怒りますね、きっと。^^;



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