2017年5月15日月曜日

過去のガリラボ白亜祭のコンセプト

月曜日、色々な地域からのお土産が届ています。
博多は土産は金曜日の女帝からものです(ガリラボ通信2017/5/13)。
東京は4年(14)塚田(日帰りだったそうです)、大分は3年(15)宿利(2泊
3日だったようです)。


さて休み明けの本日、お昼は15ゼミ会議。いくつか打ち合わせをしましたが、
メインはゼミTのデザイン。候補4つに対し、幹部で色々な意見が出て、それら
の意見を踏まえて最終的にはゼミ長がデザイン案を作ることになりました。
ただ、その条件が「Illustratorで作ること」になったので、ちょっと大変そうです。
が、良い機会ですね。
こうした強烈な制約が短期間である程度は未経験のソフトを使いこなせるように
なる原動力となるでしょうから。
・・・・ということを書いていたら、昼からずっと作業していた八並ゼミ長が
20時頃に「とりあえず形ができました」というのでPCの画面を見てみると、なん
と、Illustratorを使ってデザインをなんとか作り上げているではありませんか!
驚きました。
やはり人にとって重要なのは「良好な制約」なのだと思いました。微細なとこ
ろに凝ったデザインとなっています。
もちろん、これが採用されるかどうかはまだ今のところ不透明です。^^;


夕方、本部棟から戻り、ガリラボ白亜祭実行委員長4年(14)谷口から
現状での企画案について報告を聞きました。
とりあえず「なぞ解き」をベースに企画していくとのことで、そのことに
ついては了承しておきました。
その後、色々と話をする中で、白亜祭でガリラボがやってきたことの原点を
私自身が忘れていることに気づきました。
もともと、白亜祭では色々なメディアの可能性を白亜祭で試していたのです。
新しいメディアの自分たちで作り出し、それを白亜祭の舞台で実践することで
感触を確かめていくことでした。
第1回目の参加となる2010年の白亜祭では、エアタグというARメディアに挑戦し、
白亜祭でその扱いを修得し、そのノウハウを用いて玉名市に対して新しいツーリ
ズムのあり方を提案したのでした。
Ustreamでライブ放送を始めた2011年は、個人で放送を実現できる時代に入り、
そのための新しいメディアに注目し、活用法を考えるために白亜祭で実践したのです。
2012年になると、スタンプラリーを行います。単なるスタンプラリーでなく、
ARを使ったスランプラリーでした。さらに、電子書籍の勉強をするために、白亜祭
に参加する子供たちが簡単に作成できる映像付き電子書籍づくりを企画したのもこの
ときでした。
また、「まだ見ぬ未来のコミュニケーションメディア」に思いを馳せ、アナログと
デジタルを融合した新しいメディアづくりを行ったのは2013年でした。
また2013年はインプロの有効性を調査するため、会場全体を使って、ワークショッ
プも企画し、白亜祭の場を実験場としました。
2014年は、ガリラボの次の10年に向け、「夢を描いて、次の10年」をテーマに
参加する人々が全体でひとつものを作り上げていくユーザー生成型コンテンツを企画し、
それを「ゴールオブジェクト」と名付け、ユーザー参加型イベントのデザインを考え
実践したのでした。
この時からユーザー参加型の現在のガリラボのイベントづくりが定着していきます。

こうして振り返ってみると、ガリラボが白亜祭で行ってきたことは、新しいメディ
アの実験場として白亜祭を利用し、それで新たなノウハウを学び、その後の発展へと
結びつけてきたように思います。

最近、こうしたアカデミックな挑戦の部分が少し薄れてしまっているかもしれません。
「津曲ゼミ」が大学の研究室であることを忘れてはいけません。
大学の研究室とは新しさを生み出す場所です。
そのことを忘れては研究室が、というか、ガリラボが白亜祭に参加する意味はかなり
薄まってしまうように思います。
新しいメディアに注目し、その意義を多くの人が参加する場でどう実現していくか、
そうしたことを考えていってほしい。
ある時、色々な大学のことをリサーチしなさいと実行委員に伝えました。
が、同時に、自分たちの過去をきちんとリサーチしなさいとも伝えるべきでした。
学生たちが直接知っている過去は先輩を見ているわずか1年前でしかりませんが、
ガリラボにはそれ以前から続く過去があります。
ガリラボの先人たちが何を考えて、白亜祭に向き合ってきたのか、そのことを深く理解
して、自分たちの白亜祭を作り出してほしい。
期待しています。
 

夕方、今年度の「もやいすとシニア」向けのオリエンテーションを行いました。
何人来てくれるのだろうかとドキドキしながら出かけました。
12名。
昨年、500名の学生たちが「もやいすとジュニア」を受講したわけですが、
次のステップの選択科目となると、これが現実です。
ただ、参加してきた学生たちは非常に感じが良かった。
説明をしていて、非常に気持ちの良いものでした。
人数は少ないですが、こんな学生たちと活動していくのは今後たくさんの刺激を受け
ることになるでしょう。今から夏の集中講義が楽しみになりました。^^




<おまけ>
ガリラボには全く関係ないことですが・・・・
偶然見つけました。こんなデータがあるんですね。




 

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