2017年12月7日木曜日

地域資源をニューメディア(360度)で記録

随分前、ガリラボで地域情報のポートフォリオ化について議論していました。
もう6年も前のことになります(地域のポートフォリオ化:ガリラボ通信2011/12/26)。

電子書籍なる新しいメディアに出会い、文字・画像・映像を体系的に整理できること
から、従来の記録メディアよりも十分にリッチなコンテンツを制作できるため、
随分と新しい視点で地域資源を残していけるのではないかと思っていました。
実践はできませんでしたが、その時に思っていたが、消えゆく「方言」を残していくこと
でした。
TV世代となって方言は急速に消滅していってます。TV世代でなかった人たちの記録を
残すのは今しかないのではないかとそんなことを思って考え、そうした人たちのことを
  デジタル時代の民俗学者
と捉えてはどうかとも思っていました。
これは、2012年に使った言葉でした(ガリラボ通信2012/8/4)。

最近ようやく、THETAを使った360度写真、映像がどのようなものか理解できるように
なってきました。
周囲360度を丸ごと、簡単に撮影できるこの新しいツールは、地域の記録を残して
いくのに有用なのではないかと、そんなことを考え始めています。
次は、4年(14)塚田が撮影してきた玉名市の大俵まつり(2017/11/24)の一コマです。
アンドロイドのスマホだと、いろいろな方向に傾けることで、大俵だけでなく、周囲
の様子もよく見えるはずです。

次は高瀬蔵を通って裏川までの散策風景です。


360度画像、映像は、カメラマンが定める視線の制約から解かれ、視点を読者が
自在に定めることができます。
そうした自由は、視点を持ちにくい人にはとっては面倒ですが、その資源に強い興味を
持つ人たちにとっっては、映像全体がどのようになっているのか、また映像で注目すべ
き被写体が、どういった文脈に支えられて存在しているのか、そういったことを後で読
み取ることができるわけで、資料としての価値は随分上がるのではないかと、書きなが
らそんなことも思いました。
 
民俗学者”柳田国男”は、「郵便」が発明されたとき、この新しいメディアに非常に
注目しています。
そして、このメディアを使って地域の情報を収集し、記録として残していってはどうかと
いう着想をもっていました。

私は、電子書籍を手にしたとき、そして今年だと360度カメラを手にし、柳田国男のそう
した着想のことをふと思い出しました。
せっかく玉名と連携してきたので、玉名の地域資源を(上の360度映像のように)記録
し、アーカイブとして系統的に残していく、長期プロジェクトをやっていけるといいなと思います。
 

  

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