自分たちの声を他人に届けるためのやり方には色々な方法があります。
今日知ったこのコミュニケーションデザインの方法(↓)には度肝を抜か
されました。
手持無沙汰となって特別にやることがないエスカレータに乗っている時間を
利用して、フライヤーを見せるというもの。
しかも、1階のパンダが渡したフライヤーは2階のパンダが回収し、下りの
エスカレーターに乗る人に渡すのです。
このやり方だと(人数は2人必要ですが)1枚のフライヤーだけで、膨大な
人たちに確実に声を届けることが可能になるわけで、超エコな極めて秀逸な
方法だと言えます。
(この雰囲気、フォルクスワーゲンがやっているThe Fun Theoryに似ています^^)
(詳細はこちらのブログ参照)
人が興味ないものに注視してくれるのは、それを見ざるを得ない状況の
時だけです。
その状況として、エスカレーターの昇り降りの時間帯を使うとは・・・
感動して、鳥肌が立ってしまいました。
さらにですね、ブログにも書いてありますが、これをやっているのは、
パンダの2人だけではないですね。
それを撮影しているカメラマンがいます。
行動の記録者としてのカメラマンが随行している。
これもこの活動のポイント。
自分たちの行動を単に自分たちの行動だけで終わらせていない。
記録者がいるというのは、自分たちの行動そのものをPRに使うという
明確な意図がそこにはあります。
この例のようなコミュニケーションデザインは、ガリラボで研究していく
種類のものですが、これをさらに大がかりにして、社会全体がうまくコミュ
ニケーションしていくためのデザインというものがあります。
それを表現する言葉として、最近、ソーシャルコミュニケーションデザイン
という言葉を知りました。
ガリラボではこれは元々志向していたことです。
たとえば、玉名でのセカイカメラとはソーシャルコミュニケーションデザ
インそのものでした(少なくとも私はそのように捉えていました)。
花が開く前までにはいきませんでしたが、今後の活動の中では、可能な
限りソーシャルなコミュニケーションデザインを目指して活動していきたい
と思います。
ガリラボは、狭いコンピュータの世界だけに留まらず、それを広く社会の
中に位置づけていきます。
追伸
卒業生からのゼミ新聞に対する感想をいくつか届いています。
ゼミ新聞はガリラボというコミュニティのためのコミュニケーションデザイン
に他なりません。
心のこもった感想をいくつかもらっていますが、それらすべてゼミ新聞部の
メンバーへの賛辞でした。
後日まとめて(支障ない範囲で)紹介したいと思います。
------
0 件のコメント:
コメントを投稿