2012年6月3日日曜日

コミュニケーションツール生態系の変貌について

ブログを色々と読んでいたら、次の写真を見つけました(こちら)。
そのブログのタイトルは
  目の前から消えていきそうな物を見ていると時代は見え、未来が見える。
となっています。


日本が世界において絶頂期にあり、「ジャパン・アズ・ナンバーワン」が書か
れたのが1979年。写真の上半分の頃でした。
私が大学生のころ、大学院で研究を始めた頃でした。
半導体で世界のトップに君臨していた日本の半導体エンジニアが集まる学会
は、数千人のエンジニア、研究者が集まり、訳が分からない状態で参加してい
た学生の私にとってかなりの熱気に溢れるものでした。

・・・・それから1/4世紀を経て世界の様相は変わりました。

多様な家電が、特に若者世代がターゲットにされていた家電が、すべてスマート
フォンの中に吸収されてきました。
破壊的イノベーションの典型的な例と言えるでしょう。

今現在目の前から消えていってるもの(消滅していってるもの)に注目していく
ということは時代変化を捉えるということに他なりません。

これまでの王座の地位にあったパソコンという家電品が一般の家庭から消えて
いく運命にありそうに思うのは私だけでしょうか。
iPadでほぼ家庭内はこと足りそうだし、だいたいパソコンが使えなかった高齢者
や主婦層といった周辺にいた人たちに徐々に浸透しているように思うのです。
破壊的イノベーションはそうした中心でないところから起きていきます。

パソコンが主流の座を降りていったとき、大学や企業ではどういった状況になっ
ていくのでしょうか?
マイクロソフトがOfficeという製品でオフィス内を占拠したのはここ20年ぐらいの
ことに過ぎません。
次の20年にはまた別なことが起きていくでしょう。

さて、ガリラボに関係することでいえば、電子メールというツールがかなり危うく
なってきているように思います。
少なくとも私などではメールが激減しています。
(大学内でちょっとした調査を行ったのですが、その結果を見る限り、私は電子
メールの利用が大学内で(たぶん)トップのようでした)。
特に学生たちとのやり取りは激減しました。
コミュニケーションのスタイルが大きく変わり始めていることの証拠だと思います。
今現在、4年(09)小川を代表とする卒論チーム「ポジティブ」は、そのあたりのこと
を自分たちを被験者に24時間調査を試みています。

若い世代を中心に、コミュニケーションツールの生態系はかなり多様化を始め
ているようです。
生態系がどのようになっているのか、その生態系で消えていくツールは何で、逆に
誕生しているツールは何か等興味は尽きません。

小川らの調査は基本的に情報社会の動きを監視していることに他なりません。
そうした調査からどういった情報社会が描きだされるのか、非常に興味深いこと
です。
結果を期待したいと思います。

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