2010年7月31日土曜日

試験時期に活躍する道具-mixi

ガリラボでは、ソーシャルウェアとしてのmixiを本格的な研究テーマとして
取り上げています。
M2の伊藤と4年の門前・迫中・平野が取り組んでいます。その興味の中心は
mixiによって大学生という集団のコミュニケーション構造を捉えてみたいと思って
います。
最終的には、道具の先進的利用者たちの行動からmixiのようなソーシャルウェアの
進化の方向を探ることを目的としています。
 
さて、現在、多くの大学は、試験期間に入っています。
おそらくmixiの利用頻度は極端に上がっているのではないでしょうか。
ちらほらと聞いてみただけでも、mixiがどれほど試験期の学生にとって重要かわかりました。

まず、ボイス。
これでマイミクに向けてブロードキャストします。
たとえば、誰か○○○の試験の範囲を知っていますか? とかですね。
まるでコミュニティFMとかで飼い犬を探しています的な使い方のように見えます。
さらに日記に、閲覧者を限定したうえで、過去問を公開するとかもあるそうです。
 
前に比べて過去問探しに必死さを感じないなぁと思っていたのですが、このような
メディアのもとで、活発なコミュニケーションが行われているからなのでしょう、きっと。
  
はたして、過去にこんな形のメディアがあったでしょうか。
ちょっと思いつきません。

ちらりと聞いただけでその影響の大きさを感じました。
じっくり調べると、きっと、mixi+モバイル機器(ケータイ)の組み合わせは、
大学生の行動を大きな影響を与えていることは間違いないでしょう。
ほんと興味深い限りです。

ぜひとも、ガリラボのmixi研究チームは、mixiを媒介とする大学生のコミュニケーション行動の
生態を明らかにしてほしいと願っています。
  
 
ついでながら、今年度、県がTwitter研究会というものが立ち上げるのですが、私は
その座長をすることになっています。
Twitterは挫折している身ですが、大学生の中でのボイスの普及と定着ぶりをみると、Twitterには
確実に利用価値があるのだと思います。
その価値を明確にしていきたいと思います。
そのためには(自分たちは気づいていないようですが)先進的利用者である大学生の行動から
目が離せないなぁと思っているところです。

ゼミ生のみなさん、どうぞご協力をお願いします。
 

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