2014年3月30日日曜日

10ゼミ生の卒業文集とアルバム

10(イチゼロ)ゼミ生に関して(まとまった形では)最後の話題です。

今後は一括りに卒業生と呼ぶことになるでしょうから、10(イチゼロ)ゼミ生という
形で話題として取り上げるのは、たぶん、今回が最後になるでしょう。

10ゼミ生の卒業文集と卒業アルバムが先週末(3/28)に出来上がりました。
アルバムは予定通りでしたが、文集の完成は卒業式前の3/14の予定でしたから、
遅れること2週間。ようやくの完成でした。

遅れたけれど、完成しておめでとうです。


最初は作らないということでした。
それを耳にして、思わず「えっ、つくらないの?」と口に出したように思います。
もちろん、必ず作らないといけないというものでもありません。
しかし、自分たちの活動の証しというか、それ以上に重要なのが、それを作る過程を
経ることで、自分たちの活動に意味が与えられ、やってきたことがカタチになる、
実体をもつことになるからです(カオス的で実体のなかったものが、記録という作業に
よって、そこでのコミュニケーションを通して実体となるのです)。
活動を記録の形でまとめるというのは、そこで生きてきたことに対して意味を与え、
カタチが無かったところにカタチを作り出していく営みに他なりません。
 
しかしながら、その大事さは気づきにくいので、記録化という億劫な作業は、
ついやらない方向に行ってしまいます。
だけどそれでは・・・
何より、経験学習のサイクルが回らない!
体験を意味のある経験へと変えるには、意味を生み出すプロセスとして、振返りと
概念化が不可欠(ガリラボ通信2012/9/17)。

私は経験学習のことをよくガリラボでは話していたつもりです。
「つくらないの?」という声は、最後の大事なところでそれが具体的な行動となって
現れなかったことに対する私の落胆の声でした。
だけど、その声にいち早く反応し、そして直観的にその意味に気づいてくれた
4年(10)吉村が「やります!」と宣言していました。
相棒には4年(10)辛島を指名して。

時間はかかりました。
なんで、ガリラボはこんなにたくさん活動しているんでしょう、と情報が多すぎて
泣言を言いながらです(ガリラボ通信2014/3/11,  2014/3/19)。
膨大な情報の海の中で、どの活動を意味のあるものとして取り上げていくか、
その判断が活動を形にしていく作業にほかなりません。
見開き4頁に渡り、2年間の10ゼミ生の活動が年表のカタチにもなっていました。
(これにも、細かいダメ出しはしましたけれど^^)


 
20頁に及ぶ卒業文集は吉村と辛島の2人3脚で出来上がりました。
この文集は、吉村と辛島の目を通して構成された10ゼミ生の記憶と言えるでしょう。
「心を込めて」作られた文集は味のあるものに仕上がっておりました。
ご苦労様でした!

もうひとつ。 
2年間をここガリラボで生きてきたもうひとつの証しとなったのが卒業アルバム。
清原が、編集責任者になって編集したものです。


ガリラボの大事な「イチゼロ」ゼミ生たちがそこに笑顔でいます。

イチゼロゼミ生たちがガリラボで生きてきた証しが、この小さな冊子の中に、
写真という形で表現されているように思います。

卒業式の様子も入っていました。そして、追いコンも。

全部紹介するわけにはいけませんので、残念ですが、内容の紹介はここで終ります。
ほぼ写真だけだけど、様子が良く分かる優れたアルバムだと思います。
編集長として頑張った清原は大変ご苦労さんでした。



10ゼミ生のガリラボでの2年間がカタチになった二つの記録物です。

出来上がって良かった。
感傷に浸る冊子としてではなく、社会人になって、ガリラボでの体験を意味ある
ものにしていくツールとして、原点に戻るツールとして活用できるといいでしょうねぇ。


編集に携わった4年(10)吉村、辛島、清原はご苦労様でした。
きっと大変だったでしょう。
だけど、こうしたボランティア的行為は、実は、大きな見返りがあります。
気付きにくいですけれど。
人があまりやれそうにないところをやっていくというのは、リーダーシップの
トレーニングにほかなりません。
そうしたトレーニングをしていくことは非常に重要です。
リーダーシップの重要性は言うまでもでないことでしょうから(リーダーシップの
必要性については、例えば、このブログをご覧ください)。
そうしたトレーニングを体験していっている人とそうでない人とでは、長い目で
見た時に大きな違いになっていくでしょう。
短期的な利益を求めることは、長期的に見るとマイナスとなってしまうことは
往々にしてありますので。

イチゼロゼミ生全員、遠い将来において、真に健闘と活躍ができるよう、ここ
ガリラボより応援しております。

みんな、それぞれの道で頑張れ!
 

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