明けましておめでとうございます。
曇りがちの元旦になりましたが、ガリラボの関係の皆さんは
それぞれの正月を楽しんでいることと思います。
私自身は、午前中からこうしてPCに向かうような生活で、ほぼ
日常と変わらないパターンを維持しています。
周囲がお正月モードの中、日常のパターンを続けるのは、意外と
難しいことですけど。。。
さて、昨晩、午前零時頃、
ガリラボの皆さん、明けましておめでとう。
2013年がみなさんにとって良い年になりますように。
今年もよろしく。
とのツイートをしました。たくさんのゼミ生から返信のツイートを
もらいました。
全員に返信できなかったので、これにて私からの返信に代えさせて
もらおうかと思います。
10年前であれば、ゼミ生との年賀の挨拶のやり取りはハガキがほと
んどだったわけですが、電子メールの普及によってハガキはほぼ駆逐
されていきました。
今年は電子メールでの年賀挨拶は一つだけ。Twitter、Facebookといった
ソーシャルメディアが、電子メールを駆逐していることを改めて感じた
2013年でした。
だいたいが、2013年の最初のコミュニケーションは、朝6:30頃、Twitter
を介した4年(09)村中とのやりとりでした。
1年前であれば絶対に考えられないようなコミュニケーションスタイル
になっています。
2013年もきっと色々な変化があるのに違いありません。
変化に適応して、新しい流れを取り込んでいくようガリラボ全体で
学びを深めていきましょう。
感覚を研ぎすまし、コミュニケーションの変化に敏感となり、新しいコ
ミュニケーションに関して先端部分を走っていきましょう。
そして、その知識を踏まえ、多様な出会いをプロデュースしていくコミ
ュニケーションデザインを考えていきましょう。
欲張りなので今後また増えていくとは思いますが、新しいコミュニケー
ションの形の追求とデザインとをガリラボの今年の目標のひとつにして
いきたいと思います。
なお、新しさの追求は古いものの捉え直しを含みます。
ソーシャルメディア全盛になった時、古いものは意外に目立ちます。
電子メールでの挨拶がひとりのゼミ生から届き、はっとし、おかげで今
コミュニケーションがソーシャルメディアを使ったスタイルに大きく変わ
っていることを改めて体の芯で自覚できました。
ついでに言えば、誕生日のとき、ある卒業生から、お祝いメッセージを
ハガキでもらいました。バースデーカードが昔は普通だったのでしょうが、
普通でなくなった今は、逆にすごく新鮮に感じました。
駆逐された書きましたが、実は、特定のゼミ生とは今でも年賀ハガキでの
やりとりになっています。
古いスタイルも、完全に消滅するのではなく、その意味を変えて継続して
いきます。
新しい道具とは古い道具を完全に駆逐するのではなく、新しい道具によっ
て古い道具はその範囲や意味が明確にしていく、というのが正しい。
インターネットが普及するようになって初めてFace-to-Faceのコミュニケー
ションの重要性は言われるようになりました。
ネットがない時代はほぼ全てがFace-to-Faceだったのでその重要性は誰もわ
かっていませんでした。
重要性を明らかにしたのは、実は、新しいコミュニケーションスタイルとし
て登場したネットだったのです。
その比較を通して、古いものの意味が明確化されていったわけです。
この意味で、ガリラボが扱ってきた電子書籍とは、紙の書籍の意味を今
明らかにしていると言ってよいでしょう。
電子書籍と紙の書籍、どちらが良いというのではなく、今後はそれぞれが
機能分化していくだろうと予想しています。
新しいコミュニケーションとは古いコミュニケーションスタイルの持つ意
味を私たちに明らかにしていってくれます。
このことは今後もガリラボの研究対象のひとつです。
2012年はソーシャルメディアのコミュニケーションスタイルの追求に明け
暮れたガリラボでした。
2013年は古いものとのコラボにも配慮したコミュニケーションデザインの
あり方に取り組んでいきたいと思います。
長くなりましたが、ガリラボの皆さん、2013年もどうぞよろしく。
ガリラボという場を拠点に、一緒に頑張っていきましょう!
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