2016年8月4日木曜日

14ゼミ生の中の希望/14ゼミ生による希望

午前中、本部棟にいて、お昼からガリラボをオープンしました。
オープン後から4年(13)上田、多賀、藤村、中村、岩坂、出口が次々に
やってきました。
13時過ぎになって3年(14)秋山、児玉、谷口、塘添、古谷、山本が
やってきました。このうちの2人、塘添と山本とは個人面談。いやー、面白かった。
爆笑しながらの面談で、笑い過ぎて、何の話をしたか記憶に残っておりません。
男子学生というのは、ほんと面白い。笑

14時からは幹部の児玉、谷口、古谷、秋山と会議。
前期ラストゼミ(ガリラボ通信2016/7/27)では時間配分がうまくいかず、前期の
振り返りを踏まえての改善案(アクション)にまで辿り着かず、そこはゼミ幹部で
時間を取って議論しようとなっていました。
それが今日の14時からでした。
次はゼミの時間に出ていた、理想的なゼミを目指してのアクションをまとめた
ものです。
チーム天才

チーム凡人

ゼミ幹部で、このまとめた広用紙内の文言を読み取りながら、実際に今後行うことを
突っ込んで議論しました。
全部は覚えていませんが、ひとつは今後ゼミ会議に幹部以外のゼミ生に順番に
参加してもらうというのが出ました。
今までやったことのない案ですが、面白いと思ったので、即採用。10月からの
14ゼミ会議はこのスタイルでやっていきます。
もうひとつ、特定のスキルをアップさせていくという意見がでていて、その勉強会を
やろうかということになっていましたが、それは却下。
勉強だけやるのは難しい。
勉強は、何かをやるために行うもの。
行動が先。
その行動を前に進ませていくため、深めるために勉強をする。
スキルアップを行うのであれば、せっかくだから興津会を作り上げるという14ゼミ生が
今度行う実践を利用しようということになりました。
興津会を作るという実践の共同体の中で学びを深めていこうというやり方、おそらくそれが
勉強のための効率よい方法だろうと思います。
目指すは日本一のイベント作りという実践。
14ゼミ生は、その実践を通し、スキルアップしていきながら、高いレベルで目標を
実現させることに挑戦していくことなります。

14ゼミ生は、本人たちがそう思っているはずですが、作品(ゼミ課題)のクオリティが
今一つでした。
この課題を乗り越えようと、この問題に真摯に向きあおうと、そう考えて決めたのが上の
結論でした。
きっと頑張るでしょう。

14ゼミ会議が終わり、乱雑になっていた周囲の資料を整理していたら、東日本大震災の
5日後(2011/3/16)に発表された村上龍氏のコラムが資料の下の方から出てきました。
コラムのタイトルは「危機的状況の中の希望」です。
村上龍の小説「希望の国のエクソダス」で、中学生が国会で次のスピーチをする場面が
あるそうです。
  この国には何でもある。本当にいろいろなものがあります。だが、希望だけがない。
311の直後、それと逆のことが日本で起きていると指摘し、このコラムの最後で、村上さんは
  だが、全てを失った日本が得たものは、希望だ。
  大地震と津波は、私たちの仲間と資源を根こそぎ奪っていった。
  だが、富に心を奪われていた我々のなかに希望の種を植え付けた。
  だから私は信じていく。
と、根こそぎ失われた大地に「希望の種」が植え付けられたと語っておられます。
  
前期の活動が予想していたほどにはうまくいかなかったがゆえに、それを振り返り、
どうにかしていこうとしている姿は、希望そのもの。
上手くいかなかったという真摯な反省の中で、希望の種が14ゼミ生には蒔かれた
ように思います。
ただし、放っておいて種が発芽することはないでしょう。14ゼミ幹部が蒔いた希望の
種が、後期になってしっかりと成長していくよう支援をしていきたいと思います。
  

なお、14ゼミ生には、別の希望をその目でしっかりと見てほしいということもあります。
熊本地震によって失った後、私たちに植え付けられた種とはどんなものでしょうか。
本日、熊本地震からの復旧・復興プランが熊本県から発表されていますが(こちら)、
その中で、熊本の将来像として「災害に強く誇れる資産を次代につなぎ夢にあふれる
新たな熊本」が描かれていますが、それを表現するのに4つの英単語がシンボルとして
使われています。それは、
  Hope、Safety、Pride、Economy
の4つです。この中のHopeは「将来が夢にあふれ、希望に満ちた熊本」を表現しています。
ガリラボで展開しようとしているHOPEプロジェクトも、オーラル・ヒストリーを通して、被災
した人々がどういった希望をもってこの困難を乗り越えようとしてきたのか/しているのかを
記録することを目指し、それを震災の記憶としてアーカイブし、後世に残していくことを目指
していきたい。
ゼミ生の手だけで行うプロジェクトであるため、不十分になることは承知の上ですが、被災
地に近い大学にいる我々が、直接的な支援ではないですが、専門知識を学んできた大学生
だからこそできるボランティア活動として頑張り、地域の希望(HOPE)を描き切ってみたい。
それが私の今の希望です。

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今日から4年(13)塚田がおりません。
そのせいで午前中のガリラボは閉鎖しておりました。
ゼミ生にとっては不便かもしれませんが、しばし我慢を m(_ _)m


 
 

 

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