出勤した時刻が9:00少し前だったので、大ホール前で大勢の受験生と
保護者(?)の方々に遭遇しました。
1次試験の合格発表のため待機しておられたのです。
9:00が発表とのこと。きっと、その瞬間たくさんのドラマが生まれたのでは
ないかと思われます。
(映像を扱うことが多いガリラボなので、日常の風景をそんな映像目線で見てしまう妙な癖が
ついてしまった気がします)。
さて、今日のことではないのですが、つい先日、週刊ダイヤモンドに、26歳で
会社で最大規模の支店長に抜擢され、現在は、100人の部下を率いる「営業
ウーマン」の記事があることを知りました。
記事自体は8月29日のことです。
そんなスーパーウーマンですから、直観的には、デキル女的なそんな方を
イメージしますが、驚くことに、この営業ウーマンの山本さん、「話し下手」なの
だそうです。
営業ウーマンで話し下手って信じられますか?
山本さんは、そんな営業としては致命的な欠点を逆手にとり、いわゆる逆転の
発想で、欠点を長所に変えたのです。
ダイヤモンドの記事の山本さんの発言を抜粋します(Webの記事はこちら):
「今は、話下手で良かったと思っています。話上手な人は、ある程
度はその営業トークと自社商品の力で売ることができます。でも、
そこまでです。一方、話下手な営業職は、一生懸命にお客のニーズや
不満を聞いて、それに応えられるように努力します。すると、その努
力を認めてくれて、中にはファンになってくれる方もいて、長いお付
き合いになるのです。男女の関係と一緒で、お客様は、『自分をわか
ってくれる人』を好きになってくれるのです」と山本さんは話します。
コミュニケーションとは本来こんなことを言うのですよね。
しかし、意外にそうでないことが多い。
私自身も含めて、人は自分のことを話したがることが多いですから。
「ねぇ、聞いて、聞いて」病とでも呼べそうな子どもの病気(?)が蔓延している
ように思います。
ように思います。
しかし、そんな人ばかりだと、コミュニケーションは成立しませんね。
ゼミなどでみんなに発言を求めると、ほぼ全員が自分の言うことに集中してしまい、
他の人の発言は上の空になりますが、そんな状態では、コミュニケーションは消失し
生産的な議論は難しくなります。
ディベートなどは、その際たるもので、だからあれは全く創造的ではありません。
本来、コミュニケーションが持っている創造性の部分を破壊してしまっています。
また、ディベートで勝ったからと言ってそれで信頼を得るとは限らない。
話の巧みさと信頼は別物。
そんなの当たり前でしょうけど。
人から信頼を得るとはどういうことか、そのためのひとつのやり方を山本さんは
教えてくれます。
話し上手だけが価値ではないのだと。
もっとも、そんなことはちょっと考えればわかることではありますけれど。
しかし実践することは非常に難しい。
そこで必要なことは、困った状況にて「さて、どうする」と自分の頭で考え抜く力、
そしてうまくいかない暗黒の状況でも、きちんと「こつこつと休まず」動きを止め
ないことではないかと思っています。
ここまで書いて手を休め、ふと耳を澄ませたら、ガリラボの外でたくさんの虫の音が
していることに気が付きました。
していることに気が付きました。
世の中は、「秋のスイッチ」がすでに入っているのですねぇ。
慌ただしさの中で、虫の音に耳を貸さず、基本的変化に気づいていませんでした。┐(´∀`)┌
「聞く」ということをできるだけ実践していきたいと思います。
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