2011年9月11日日曜日

震災から半年を経て

今日は米国では911テロの日です。
10年ほど前の当日、NHKの22時からのニュース番組を見ていました。
キャスターは、今はNHKを退職してフリーになっている堀尾さんでした。

22時のニュースが始まったときには、1機目が突入していてWTCからはすでに
黒煙が噴き出ていました。
ニューヨークからの解説者が、WTCを背中にしてどこかのビルの中から状況を解説
していましたが、ちょうどそのとき、2機目が突入したのです。

TVをライブで見ながら、ぼんやりとした(ほんとに緊迫感のない話し方でした)実況を
聞きながら、トンボのような小さな機影がすーっとやってきて突入して火を噴いたのです。

一瞬、再現映像のビデオが流れているのか思いました。

キャスターの堀尾さんも、「今何か突入したように見えましたが、今のは何でしょう?」と
慌ててニューヨークで実況を担当している方に問いかけていましたが、背中にあるWTCが
その方には見えていなかったようで、かなりとぼけた返答をしていたことを記憶しています。

生で航空機が突入したのを見て、しかし全く緊迫感はなく、その瞬間ごく普通にテレビで
眺めている感覚であったように思います。

それがあんなにすごい事態になっていることは、当時起きたことを映像で多面的に見て
初めてわかりました。

生でその場にいると意外に何が起きているのか分からないものだと言われますが、
911のあの決定的瞬間をライブで見ていて確かにそう思いました。

リアルとは、後日、色々な情報によって多面的な構成がなされ、意味付けされて初めて
分かるのだということも知りました。


本日は311の東日本大震災の半年後にもあたります。

前日の310まで出張で東京にいました。
悪運強いものです。
明くる日の311、大学で会議を終えてガリラボに戻ったら、大塚らがUSTREAMを見ています。
それで、状況を知り、驚愕しました。
電話しても全くつながらず肉親の安否に不安を覚えながら、その夜は会合で、とも
かくその場というのは意外によく分からないことが多いものです。

危機に直面した社会が、危機にどう対応していくのか、よく見ておくといいとゼミ生などに
言いました。

それが今ようやく、震災当日からの数々の情報が集められ、再構成されて、震災で何が
起きていたのか、そしてその後の社会がそれにどう対応してきたのか、ある程度リアルな
様子が分かるようになってきました。
このあたりの分析はこれから4年生の卒論に任せようと思います。



さて、半年後の今日、NHKでは特集が組まれていたようで、昼間仕事しながら、TVをつけたら
のど自慢を岩手を会場にやっており、被災した方々や関係のある方々が登場されていました。

その中で30歳ぐらいに見えましたが男性の方がThe BLUE HEARTSのTRAIN-TRAINを、
狂ったように歌われました。
たぶん普段だったら気にも留めないだろうと思いますが、(後のインタビューで、友人を思って
歌ったと言われてました)、この曲の歌詞に引き込まれました。

  世界中にさだめられた どんな記念日なんかより
  あなたが生きている今日は どんなにすばらしいだおる
  世界中に建てられている どんな記念碑なんかより
  あなたが生きている今日は どんな意味があるのだろう ♪

それにしても2011年は不幸な出来事が多い。
多すぎます。
1月の宮崎県新燃岳の噴火。
今月の台風12号による紀伊半島豪雨。


これらの悲しい出来事について、またこれら以外の悲しい出来事について、この場にて深く
哀悼の意を表したいと思います。


G A N B A R E !!


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