2012年5月5日土曜日

自分固有の時間の生成

子どもの日の今日、熊日新聞に新しいコーナーがスタートしていました。
「世安フォト研」とあります。
世安はもちろん熊日本社のある場所ですが、この名称を見て、ガリラボの
緒方(がたお)塾を想像したのですが、違いました。
熊日がこれまで蓄積してきたアナログ写真データをデジタル化するチーム
ということです。



初回の今日は熊本県の日本一づくり運動についての写真が紹介
されていました。
日本一づくり運動については、OG(04)井口が卒論で扱ったテーマ
なので、それで私もある程度の知識があり、その知識のせいでこの
コーナーが目に留まったのだと思います。
(私の授業で少し紹介していますが、こういうのを事実の理論負荷性と呼びます)

 
熊日も行っているように、アナログ情報をデジタル化しデータベースとして
残していくことは非常に大切です。
デジタルデータベースは、要するに、デジタルポートフォリオです。
ガリラボでは、無意識のうちに、地域に対してこうした作業を行っているの
かもしれません。
以前に地域のポートフォリオ化として地域の日常を記録し続けてきた方を
紹介しましたが、こうした記録は数が集まって初めて威力を発揮します。
2,3個ぐらいのドミノを立てても誰も何も感じませんが、それが2万個、3万
個となるとまるで違ってきます。
それと同じで記録も大量にそしてそれを整理しておくと(ドミノのように規則正しく
並べておくと)、それまで何も意味を持たなかった情報に大きな価値を与える
ことができるのです。
そのためには小さな積み重ねが不可欠です。
これについては、今年度の講義初日にそのことを宣言したばかりでした(こちら)。
 

新学期が始まってほぼ一ヶ月が経過しました。
どれほどのことを積み重ねてきたのか、休日で時間のある時、振り返ってみると
いいですねぇ。
もちろん、振り返りの作業には残してきた記録「ポートフォリオ」が不可欠です。
記録=過去があって、今=現在のことがわかり、そこれから今後=未来を想像
していける。
世安フォト研の方々も、これ何だろうとワクワクする今を感じるのも、過去の記録
写真があるからでしょう。


今を生きるのは大事ですが、その生きた今が、コトバその他で固定しておかないと、
無くなるというか、存在しなくなり、いつも今を生きてしまうことになりかねません。
その世界は、成長という概念とは無縁の時間の停止した世界ではないかと思います。
  

3年のゼミ活動を始めた10ゼミ生、卒論を始めた09ゼミ生。
その都度、活動したことを反省(リフレクション)しながら記録にとどめ、活動して
いきましょう。
成長のための(自分固有の)時間を生成するためにですね。
   

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