2012年5月31日木曜日

「史上最高のプロポーズ」のデザインについて

昨日の4年生のリハーサルを見ていて、後で気づいたことですが、始まりの
デザインがさらに充実しているともっといいかなと思いました。
授業などでは「つかみ」というテクニカルタームがありますが、多少のわくわく
感を場に生み出すということです。
「なんか、違う」というそんな「ワクワク感」が始まりにはあるといい。
いい意味で期待を裏切る、そんな感じです。
ただし、ゼミの紹介というちょっとしたフォーマルなものでは、、あまりの奇抜
なものは逆効果になることも多いので、そこは適度な始まりのデザインが
要求されます。

前回のキャリア形成論で、ある学生団体に所属する一人の学生(2年生)が、
やってきたのですが、これがまた非常に優れた始まりをデザインしていました。
30秒ほどのBGMが流れる映像で、最後が黒くフェードアウトしていくところで、
そのフェードアウトに合わせながら、挨拶から自己紹介につないでいく見事な
演出をしておりました。
その後の説明も1分程度で、かなりインパクトのあるものでした。
これで2年生か・・・と、どこで鍛えられたのか不明ですが、その表現力に圧倒
されてしまいました。
表現力は、企画力・デザイン力にかかっている。
就活をしていく上でも、さらには就職した後も重要になっていくスキルなのだと
思います。

最近、ネットで「史上最高のプロポーズ」の映像が話題になっています。
http://rocketnews24.com/2012/05/28/215863/

記事を一部引用しておきます:
動画の冒頭には、Isaacさんが書いたと思われる次のような文章が浮かび上がってくる。
「2012年5月23日水曜日、Amyを私の両親の家で会おうと呼び出しました。Amyが着くと、彼女をホンダCRVの後ろに乗せ、ヘッドフォンをつけさせるよう弟に指示を出しました。ある曲を聴いてもらうために……。しかし彼女が目にしたものは、世界初の口パクライブプロポーズだったのです」
この文章どおりAmyさんは、Isaacさんの弟の言われるがままに車の後ろに乗り、ヘッドフォンを装着。するとBruno Marsの『Marry You』が流れ始め、想像にもしなかった壮大なプロポーズパフォーマンスが目の前で始まったのだ!
曲のスタートと共に車は動き出し、その後を追うように、IsaacさんとAmyさんの友人・家族が次から次へと登場。その数なんと60人以上! みんな2人の結婚を後押しするかのように、なんとも楽しそうな表情で歌ったり、踊ったりしており、これにはAmyさんも大喜び。
そしてすべてのパフォーマンスが終わると、ついに今回の主役Isaacさんが登場。Amyさんを前にひざまづき、「君はもう僕に、一生分の幸せを与えてくれた。それと同じだけの幸せを、僕の残りの人生を使って君に返させてくれないか? 結婚してくれ」とプロポーズ。



ヘッドホンをつけさせられ、音楽が流れ、車の後ろに座らされる。
これだけで、ワクワク感は高まるでしょう。
見事な始まりのデザインがそこにあります。

表現力とは要するに創造的な企画力・デザイン力にかかっています。
そうした力を向上させていくには、過去の素晴らしい過去をよく見て、自分の中で
デザインのされ方をよく研究していくのに限ります。
基本的な勉強の仕方そのものです。

偶然ですが、3年(10)保坂は、山口で開催された「企画力up実践セミナー」に自主的に
参加して勉強して来たようです。
なんだかんだと周囲に言われながら、着実に表現力を鍛えていってるようで、そうした
小さな積み重ねが最後には大きな力となるはず。


表現力を鍛える。ガリラボでのひとつのテーマです。
ガリラボではそうした場をできるだけたくさん用意しています。
そんな貴重な場がたくさんあります。
物事には常に二面性があるわけで、こうした場の存在は要するには、4年(09)市川が
鋭く見抜いているように、私がゼミ生に丸投げをしているということでもありますけれど・・・笑

場の始まりのデザイン。
そして、ピーク・エンドの法則
これらの理論をもとに、表現力を鍛えていきましょう!
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