2012年5月22日火曜日

貨幣「ガリー」とメディアについての話

毎週火曜日は午後から福岡にでかけるため、私のガリラボでの
活動は午前中のみ。
時間があまりないので7:30にはガリラボで作業を開始し、フル
スピードでペーパーワークに勤しみ、10:30からの09ゼミ会議に
参加しました。
最近さぼっていたので久々の参加です。
ところが、参加はしてみたものの、ほぼ雑談に終始。
結論があったのか/なかったのか、なかったのか/あったのか、
とりあえず良く分からない打合せにしてしまいました。
最も決めないといけないことは少なかったので、雑談の方にあえて
大切な情報を含ませておきました。
ただし、私が出ると雑談を多量に持ち込むのが常なので、村中、
小川、中島、谷らのゼミ幹部が最後まで聞いていてくれたかどうかは
不明ですけれど。。。^^;

09ゼミ会議が終わったら12:00からは10ゼミ会議。
こっちは意外に真面目な打合せになることが多い。
まだ慣れていないこともあるんでしょうが、私の伝家の宝刀である
雑談をなかなか使えない。^^;
次に授業を控えていて時間がなく、仕方ないとはいえ、ちょっとコミュニ
ケーション不足を感じる10ゼミです。
用事がある時だけではなく、情報を得る為、コミュニケーションすること
を目的にもう少し足を運ぶといいかなと思っています。
文学部の卒業生でガリラボによく顔を出す鳴瀬君とか用事はなくても
やっていてコミュニケーションして帰っていきます。
見事としか言いようがない。
あれが繰り返されると、色々と深い話が始まるでしょうから。
他愛もないコミュニケーションも繰り返され、単純接触が繰り返されると、
その影響はかなり大きいものなのですよ。

とは言うものの10ゼミは10ゼミでそれが持ち味になっていくかもしれ
ないわけで、他の学年とは違う色を出しているのかもしれません。
色の違いは、毎年違ったことに挑戦できるというを意味します。
ポジティブにとらえれば。
高速新陳代謝を行っている組織ならではことです。
10ゼミはどんな挑戦になるんでしょう?

10ゼミ会議の後半。ゼミ会議はほぼ終わったとき、10副ゼミ長である
吉村と石原が「造幣局」と書いたノートを私に見せて、ガリラボ通貨を
やりたいと相談してきました。
ホウレンソウの「ソウ」。10ゼミのメンバーとしては初めての相談では
ないかと思います。
09ゼミは色々な提案を考え相談に来ることが多かったので、新鮮です。

副ゼミ長だと何も形に残らない可能性があるので、それならば形に残る
ことをしたいという相談でした。
こういう相談はもの凄く楽しいものです。

地域通貨について前に勉強していたので、さっそく本を貸してやりました。
二人で何らかの具体的な案を作ってくるのに違いありません。
この二人の手により、ガリラボ国通貨「ガリー」がようやく誕生しそうです。
貨幣の誕生の現場に見ること出来ます。
誰か卒論として、この行動を観察してみても面白いのではないかと思います。
貨幣とは交換の道具。
交換とはコミュニケーションに他なりません。
コミュニケーションを媒介するものをメディアと言います。
この意味で、貨幣とは人と人とをつなぐメディアです。
「ガリー」がどういったメディアとして育っていくのか非常に楽しみです。
失敗してもまったく構いません。
最初からなかったと思えばいいわけですから。
ただし、中途半端はやめにしましょう。
思う存分やってほしい。
これからどう展開していくのか、非常に楽しみです。^^

こんな論文(pdfファイル)を見つけました。
地域通貨の意義と可能性--貨幣と言語を統合するコミュニケーション・メディア

こんなのを読むとガリラボがなぜ地域通貨に興味を持つか分かるかと思います。
ガリラボ通貨を真面目にやっていけば、その発生と普及などをテーマに卒論として
取り上げることも可能ではないかと思うほどです。


09ゼミ生との会議の中での雑談で、学生たちが情報というものを如何に
狭い視点で見ているのか驚かされることがあります。
情報=コンピュータ=プログラミング=無理=吐きそう
極端ですが、こんな連想が刷り込まれている。
情報の世界は、そんな視野の狭い世界の話ではありません。
広く社会的なものです。
社会とは人の関係で構成されるものです。

ガリラボは、社会を生み出す人と人とを結びつけるメディアに着目し、それに
熱い視線を向けて活動しています。

だから地域通貨にも興味がある。
それはメディアだからです。
雑誌にももちろん興味がある。
テレビ。ラジオ。新聞。
またセカイカメラにも。
電子書籍。
Webの駅。
そしてTwitter、Facebook等々。

人と人とを結び付けていく社会的道具であるメディアのあり方がガリラボの
研究のターゲットです。
夢は大きく、21世紀を作り出す、地域社会を活性化していくメディア研究を
やっていきたいと考えています。
こうしたメディアを生み出すのに、今だとコンピュータが便利です。
しかしメディアに対しコンピュータは万能ではありません。
意外に普通の紙が圧倒的に優れている場合もある。
コンピュータが不得意な場合は、その辺りで勝負していけばいいとも思っています。

以上、今日の09ゼミ会議の雑談で話したことの補足でした。
まとまっていませんが、この辺で。

--------------

0 件のコメント:

コメントを投稿