2012年12月1日土曜日

就活解禁日

12月と言えば、ちょっと前ならば師走とかクリスマスとかが帰ってくる言葉の
常連だったでしょうが、今年ぐらいは「就活」という言葉もちらほらと戻ってくる
のではないかと思いますが、いかがでしょう。
昨年から大学生の就職活動の解禁日は12月1日となりました。
そのことに周囲も学生も昨年はピンと来ていませんでした。
それで出遅れた人がたくさんいた(?)。
その教訓を聞かされている人たちは、勢い込んで活動を始めたのではない
でしょうか。

ガリラボの3年生(10)も大挙してヤフードームに出かけたはずです。
黒い髪で、そして黒いスーツ姿で。
昨日のガリラボ通信のクイズ(2)の問題にした写真は、ひょっとしてこのヤフー
ドームのカラスの大集団を先読みしてのパフォーマンスだったのでしょうか。^^

3年(10)漆島も金色の髪を黒くして出かけたようですが、漆島のツイートに
うろちょろしてたら(←そうだろうと思います。想像できます)、RKBの取材を
受けたそうです。取材されているのは3年(10)吉村と清原のようです。
あの広いところで、取材対象になるのですから、すごいですねぇ。
なんか持っているんでしょう、きっと。
断れなさそうな雰囲気とか、ですね。笑
それとも企業ブースではなく、TVカメラの周りをずっとうろちょろしていたので
しょうか?
何とも言えませんが、どっちかでしょう、きっと。^^


就活というものを経験しなかった私は、あまり想像はできないのですが、どうして
ここまで凄まじい戦いになるのでしょう。

大学受験でここまで凄まじい戦いになることはありません。
せいぜい倍率が高いと言っても10倍とかですね、それぐらいです。
そして落ちても、数校ぐらいのものです。
しかし就活とかでは倍率が100倍を超えることはざらにあるし、落ちるのも数十は
ざらです。
大学受験と一桁以上に違いがあります。

この理由を私は偏差値の魔法によるものと考えていました。
確かに偏差値の存在は無視できないのですが、今日読んだブログ(こちら)によって、
理由がクリアに理解できました。

言われてみれば当たり前なのです。
後付けですが、実際に同じことは感じていました。

公務員の競争倍率も高い。だから受験者の数も膨大なものになります。
就活をしていない私は、昔、役所は受験料がたくさんとれていいなと、本気でそう
思っておりました。
大学受験では必要だし、車の免許だって受験料がいります。
学位論文だって、必死で書いて提出した後は、審査料が必要です。
大体世の中の常識としては、何かを通過していく際には、審査料のようなものが必要です。
そういった場のみ経験していた私としては、公務員受験が「無料」と知った時、少なからず
驚きました。
受験機会の平等ということなのでしょう。
その結果として、倍率を高めてしまっている。
さらに、倍率が高いから、いいところなのだと勘違いして、さらに受ける人がでてくる。
行列があれば、それが何かは分からなくてもとりあえず並びたくなるような心理でしょうか。
それも、タダだからのこと。
行列に並ぶ際に、お金を取られるのであれば、やめとく人はかなりいるはずです。
 
民間企業も公務員に倣って受験料はタダのようです。
だから倍率が天文学的数値になってしまうんですよね。
12月1日から50万人の大学生の一度にスタートを切るわけです。
熊本市の人口のほとんどが、一斉に熊本城からマラソンのスタートを切るようなものです。
もう訳がわかりません。
みんな初マラソンなのですから。
無茶苦茶に走るでしょう。
タダだし、とりあえず出しとけ、と。
結果、エントリーシート(ES)だけの倍率を見たら、100倍どころじゃない企業も無数に
出てくるのではないでしょうか。
タダだったら、とりあえず出してみますよね、誰だって。
100倍を処理するコストは絶対に半端ないはずです。
まともにやっていたら、採用のためのコストで会社が傾いてしまうなんていうブラックジョーク
があり得るでしょう。
やたら送られてくるESに企業は当然対抗策をとります。
例えば、説明会に来ないとESが出せないという足きりをする。
しかし、就活生はそれぐらいではめげない(日本の大学生はその意味で粘りがあります)。
「タダ」だからみんな頑張って説明会にいく。
そうなると企業も次なる手で足切りを・・・

タダということで応募者がやたらと増え、その情報洪水に翻弄され、結果的に企業もほしい
人材にたどり着けないということもあり得る話だろうと思います。

そうしたことで、現在の就活は、企業も学生もものすごいエネルギーをかけており、国全体
からみたらかなり大きな損失ではないかと思います。
費やしたそのエネルギーをそれぞれの成長に振り向けた方がよっぽど効率がいいと
みんな思うでしょうが、しかし、受験料を有料にしようという名案も、全体として囚人のジレン
マに陥っているこの状況では簡単にはそこから抜け出せないだろうと思います。
どうにかならないものでしょうか。。。

名案がまったくないので、頑張るしかないですね。
ということで、頑張れ、ガリラボ10ゼミ生! m(_ _)m


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10ゼミ生がドームがうろちょろしながら頑張っているころ、私も朝から極寒の中、必死に
PCに向かい仕事しておりました。
通算3ヶ月ほどかけ、課題の作業がようやく終わらせました。
終わった瞬間疲れ果て、放心状態でなんとなく聞いたのが、次の曲!

あと一歩だけ、前に、進もう」とのこと。

今朝のガリラボ通信でも、同じようなことを書きました。
これから就活にエネルギーを費やすことになる数か月。とにかく前に進んでいきましょう。
頑張れ、10ゼミ生。
 
 

 

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