昨日の玉名市天水での発表会を終え、これまで緊張感が一気に
溶けだしたのか、玉名Aチームの二人(4年(09)鞭馬と草原)が、発表会から
帰ってきた夜中、次のツイートをしていました。
【鞭馬】 1:06am
今日(正確には昨日)で発表が全て終わったと思うと、やっと終わったー!と
いう達成感と共に、終わっちゃったなーという寂しい気持ち…。
5月から天水で卒論研究を始めて今日までの約半年、本当に大変で、なんで
こんなにしなきゃいけないの、と思ってたけれど、なんだかんだ楽しんでいた
気がする。
【草原】 3:52am
今日はたくさんの人に発表を褒めてもらい、とても自信になりました!
僕の好きな漫画ジャイアントキリングの言葉。
難しくはあってもさ つまらないことではないよ。
挑戦を選んだ先には必ず何かを得た自分がいる。
それを知ってる奴らは挑戦を苦と思わない。
成長できるはずだと自分に期待して
目の前のことに希望をもって立ち向かえる。
これまでいろいろと活動してきて、僕も"それ"を知ることができたのでは
ないかなと。
そして、今後また壁があっても希望を持って立ち向かえる。
それが自分にとって一番の成果だなと思います! おやすみなさい(^^)
これらのツイートを読み、深く同意しました。
ジャイアントキリングの言葉は、実はこのガリラボ通信でも2012年7月12日の
エントリーで紹介しています(こちら)。
成功体験とは、ある種のやり方のスキルを学びことにつながっていきます。
未知の課題に向き合った時、それを乗り越えていくタイプのスキルです。
汎化能力(ジェネリックスキル)のようなものだと考えて良いと思いますが、
仕事をしていく上で知識はもちろんですが、それ以上にこうしたスキルが
要求されるのは想像できるでしょう。
どうすれば、問題を解決していけるか、そのためには、自分の力を見定め、それに
合う形で真っ暗な中を解決の方向へと向かう道を探っていく力が要求されます。
特に付加価値をつけていく高度な仕事になるほど、それが必要になります。
だって、答えがないのですから(自分で答えを作っていく!)。
このスキルの獲得には、草原がツイートの中で短く表現してくれたように、挑戦し、
その課題のクリアしていく成功体験によって訓練していくしかありません。
それがうまく行ったときには、モヤモヤと霞がかかっていた視界が一気にクリアに
なる気分を味わえる(達成感というやつでしょうか)。
そしてまた未知の課題を前にして、自分を信じることができるようになる。
二人のツイートにはそうした感覚が込められているのではないかと感じました。
自分を信じること、社会学では自己信頼と言いますが、この感覚を持っている人は
困難があってもそれに立ち向かえる。
そう思います。
先週末のキャリア形成論で、OB(05)山口は、就活という課題に向き合った時、最後の
最後は自分を信じて突き進んだといったことを話していました。
自己信頼とは、自然に身につくものではありません。
ジャイアントキリングの言葉に、挑戦を選んだ先には必ず「何かを得た自分」がいると
ありますが、その得るものの一つに自己信頼があるのではないかと思います。
「出来る自分」という信頼を身に着けていくには、今の自分では少し不可能な挑戦が
必要なんですね。
そしてそのための最初の一歩を踏み出す勇気が不可欠です。
じっくりと推敲する時間がないので、うまい表現ができず伝わりにくいと思いますが、
わかりますでしょうか、この感覚。
願わくば、ガリラボのゼミ生には、ガリラボの活動を通して、そうした感覚を
身につけてほしい。
今日が2012年最後の授業の日。
鞭馬、草原の話題を勝手に拝借し、ガリラボのゼミ生全体に対し、以上簡単な講義で
授業最後の日を締めさせてもらいました。
次、ガリラボの課題に挑戦していくのは10ゼミ生。
不屈の精神で挑戦していってくれることを期待しています。
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