今日の研究室は見事なほどに回転した1日でした。研究室に滞在した方々を時系列で示すと
という感じ、マックの回転率には遠く及ばないものの研究室という状況を考えれば
マックに匹敵するほどの変化だったと思います。
どれも密度の濃い打合せで、この後期の活動の方向を決める大きなものでした。
3年生は特にチームリーダーを集めての会議だったので、今後の活動が活発に
なるかどうかを決める、とても重要な意味を持つ打ち合わせになったのではないかと
思っています。
今回も「輝く知性は行動なしには生まれない」をモットーに突き進むことになりますが、
今年度は行動の下地としての理論的知識の習得に配慮しながらやっていきたいと考えて
います。
年末ぐらいまでには成果が「可視化」されるようになっているはずです。
ご期待ください。
宇土高校の先生とは、ガリラボがお手伝いすることになっている宇土中学校のイベントに
ついての打ち合わせです。
菊池で中1の生徒さんの体験したことを発表するお手伝いをボランティアでやることに
なります。 複数日に渡るものです。
ボランティアの学生には、KJ法を用いたワークショップのファシリテーター役を担って
もらう予定です。
なお、2日間も渡ることで、しかもファシリテーターというえらく重要な役割になったので、
誰に頼むか授業などとの関係もあり、人選にかなり苦慮しております。
なお、個人的に本日最も難解だったのは、院生・吉本とのゼミ。これには新たに
松尾も参加してもらい「正統的周辺参加」論を読み進めております。
2回のゼミが終わり、20ページほど読み進みました。前回は大変でしたが、今回は
吉本の得意とする学校現場を事例にしながらの解釈をしていくことで、話が具体的に
なり理解がかなり進展したように思います。
本日で周辺性とは積極的な意味であり、参加の強まりが学習であることを再確認し、
学習することと教授することが概念的に全く異なるものであること、参加の深まりが
学習の意味であることなど、学習について改めて深い納得ができました。
教師であれば、インストラクションの腕を磨くのはもちろんのこと、この学習とは一体
どういうことなのか、一度はこの概念をしっかりと、それこそ「学習」すべきではないか
と信じている次第です(少数派かもしれませんが)。
このゼミに参加した二人の4年生の感想はどうだったでしょうか。難解すぎて理解に
苦しんだでしょうが、しかしそのような周辺性こそが極めて重要であることをこの学習
理論は教えてくれています。
周辺的にしばらく参加していれば、私と大学院生との知のやりとりを通して、正統的
周辺参加論の理解というよりも、学んでいくとはどういったことなのかということを学
習していってくれるだろうと期待しています。
それがわかったとき、きっと、目からひとつぐらいはウロコが落ちるはずです。
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