2009年10月15日木曜日

ケータイへのパラダイム転換

やっぱりケータイは無視できませんねー

ゼミとは直接関係ないことですが、ニュースサイトで若者はあまりテレビを必要と
していないという記事がでていました。

東京都内の16~24歳という多少限定されたところでの話ではありますが、記事には、

  若者の約半数は、テレビがなくても困らない――。こんな調査結果が、2009年10月9日、
  放送倫理・番組向上機構(BPO)の青少年委員会から発表された。
  調査によると、テレビについて、「なくても困らない」「ないほうがいい」「全くいらない」と答え
  た人が合計で50.5%に上るなど、なくてもよいとの回答が半数を超えている。また、テレビ、
  ゲーム機、携帯電話、パソコンの中で最も重要なものを尋ねたところ、「テレビ」との回答は
  11.6%にとどまり、携帯電話の69.5%を大きく下回った。
  http://news.www.infoseek.co.jp/society/story/20091014jcast2009251632/

とあります。テレビというメディアが苦戦し、携帯というメディアが圧倒的勝利を収めて
いるようです。

とりあえず一部地域の若者世代のことなのでテレビ王国がまだ続くことは想像できますが、
しかし少し先の将来になるとどうなるかわかりません。

それにしてもここまで携帯というメディアの力が強大になっているとは・・・

テレビの不人気は私も同意ですが、PC大好きで携帯にまったく依存してない私としては
携帯の占める地位の大きさに、記事を読み、感覚を変える必要性を深く感じたしだいです。
これからはPC用にコンテンツをデザインし、それを携帯向けにカスタマイズするということ
ではなく、主従関係を逆転させ、携帯向けにデザインし、それをついでにPC向けにカスタマ
イズするという方向に変わっていかないといけないのでしょう、きっと。

もっとも携帯(ケータイ)の重要性はかなり前からわかっていました。しかし、自分自身に
とって依存度が低いせいか、あの小さなツールにはどうしても目がいってませんでした。
だけど記事から推測するに、ケータイが今後中心メディアになっていくのであれば、あの
小さい画面、そしてモバイル性の高さを前面に押し出したコンテンツが今後は相対的な
重要度を増していくのに違いありません。

パラダイムは転換されなければなりません。ただしそれには勇気が必要ですが。

もっともケータイに関しては少し前からガリラボでは注目はしていました。
その証拠に2名ほどが卒業論文のテーマとして研究を進めています。
二人からどんな結果がでてくるのか、期待しているところです。

そういった状況に配慮し、ガリラボでは、ブログやスケジュールがようやくケータイに対応し
ました。
分かっていながら、しかしまだ私の思考パターンとしてはPCパラダイムが頭の中心にある
のが実情です。
もっともそれはケータイを使いこなしているはずの学生たちも、コンテンツについて考えさ
せると案外と私と変わらぐらいにPCパラダイムにあるように感じています。

3年生後期活動の表現の際には、ケータイなるモバイルメディアの特徴を強く意識した
表現を考えるのもよいかなと思いますが、さてどうなっていくでしょう。
しかしそのためには、彼らにもパラダイムの転換が要求され、さらにまたそれに必要な
スキルの獲得が求められます。
来週からはいよいよ企画が始まり、3年生のオリジナルな挑戦が始まります。
ご期待ください。

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