2012年4月15日日曜日

弱い絆が実は重要な情報源

Facebookが友だち同士が単に情報を反響しあっているだけでなく、弱い絆に
よって新しい情報への出会いを提供してるということです。
これは、Facebook自身が行った調査によるものですが(こちらの記事参照)、
確かに、私自身もそう感じています。

興味深い情報に出会い、シェアしたくなるのは弱い関係にある友人が出した
情報であることが多くないでしょうか。
私自身の経験則ではその傾向が確かにあるなと感じています。

友人の友人の情報を友人がシェアして、そうした思わぬ情報に出会っている
ことが多い。
友人の友人とかになると、かなり異なる世界観にいる方もいるでしょうから、そ
れゆえに目新しい情報に出会う可能性も高まるのだろうと思います。

ソーシャルメディアは、この意味で、強い友人(強い紐帯)を強めるだけの道具
ではなく、弱い関係の友人(弱い紐帯)へのアクセスを可能にする強力な道具
だと言えます。
人との関係をこんなにコントロールできる、こんなにも強力な道具をこれまで
人間は持っていませんでした。

ソーシャルメディアが私たちの認識にもたらす影響は計り知れないでしょう。

実名登録するFacebookを使いこなしているユーザー層は今のところビジネス
世界の社会人が多いわけですが、若い世代もどんどん参加してきています。
実名で登録するということは、人はネットの世界とリアルの世界とで異なる行動
パターンをとらなくなる(はず)ということです。
そうなっていくと、ネット空間がリアル空間と同じ程度の信頼性のある空間へと
変わっていくでしょう。

こうした変化にけん引されて、社会は、現状とは異なる社会へと転換されていく
でしょう、きっと。
人間とは原理的に変化を希求する動物です。
そういった転換は今後不可避なものといえます。
数年後の世界がどうなっている非常に興味深い。
(携帯の普及前と後とで世界が大きく変わったようなことが今後起きるはず!)。

時代の変化に追従していく動体視力に優れた目を持ちつつ、されどその変化を
支えている変化しないものを見抜く心眼も持ち合わせていきましょう。
そのためにM1の院ゼミではコミュニケーションデザインの基本について勉強して
いきます。

さて、これほど影響力を持つようになり、マスメディアと比肩しえるようになってきた
ソーシャルメディアなのですから、その代表格であるFacebookについてガリラボで
はきちんと勉強していかないといかんなと思っています。

ガリラボゼミ生心得 => 人は協力すると豊かになれる。

集え!
自発的に勉強したい人、集まってきてください!




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