4月16日未明(午前1:25頃)、本震によって大学にかなりの人数の一般住民が
避難されてきました。
私は1:45には大学に到着したと思いますが、その頃にはすでに多くの避難民が
月出フィールドに集まっていました。
停電をしていました。
地下水を使っている大学ですが、停電によって水道が使えなくなっていました。
その時、トイレの心配をしてきたのが、この4年(13)中村でした。
災害時にトイレは非常に重要であることは阪神淡路大震災以来、何度となく聞いていた
事実でしたが、その混乱の中、中村はそのことを冷静に判断し、トイレをきちんと管理し
なければと、居合わせた私に意見をしてきたのです。
私はただ肯いただけでしたが、その後は、中村が学生たちを組織化し、水道が使えない
中で、プールの水を活用することで、多くの避難民で膨れ上がった大学の清潔さを維持
したのでした。
恐らく、褒められようと思ってやったことではないでしょう。
「やらなければ」と純粋な使命感に突き動かされていたのだと思います。
あの時、中村とその仲間たちは、先日書いたような(ガリラボ通信2016/5/15)、見返りを
求めない無償の行為を実践していました。
オロオロするだけで実践にまで至らなかったあの夜の私を含めた大人たち(もちろん一部
例外的に行動する大人たちももちろんおられた。学生たち同レベルで動いておられた)と
比べ、真に褒められるべき行為であったと思います。
あの夜、中村たち、ほんとに、えらかった。
2016年5月17日火曜日
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