2016年5月29日日曜日

美しさの必要(?)条件

今日は1日雨でした。予定が残念な方に変わった方もいるでしょうが、私の方はおかげで
(何も気にせず)自宅に1日引き籠ることができ、目下の最大の宿題である、他の大学の
評価作業をやることができました。
眠気と闘いながら、朝からずっと膨大な資料と格闘しておりました。
が、ゆっくりでも止まらなければけっこう進むもの。
どう取りかかろうかと午前中はグダグダしていましたが、諦めずにずっと資料から
離れずにいたら、開始するという一番嫌な壁を突破できました。
今後はどうにか進むでしょう。
何でもそうですが、特に嫌なことは、行動に移すまでが一番大変です。そこを
突破できると後は意外に楽なものです。
何歳になってもこの感覚は変わらないものです。
それぞれに突破するためのオリジナルの方法を開発しているのでしょうが、私の
場合は、訳が分からなくてもとにかく文章だと書きはじめることですね。
全部書き直しになっても仕方ないと、ある種の諦めの感覚と一緒に。
そうすると、なんとかスタートを切れます。

さて、嫌々始めているものですから、効率は非常に悪く、道草も意外に多い。^^
途中、4年(13)松崎から届いていたゼミ活動の議事録を読みました。
議事録というか、正確にはゼミ活動記録とした方がよいのでしょうが、色々と
経緯があってこの名称になっているかと思います。

2年生向けのゼミ紹介リハーサルの様子が綴られていました。

最初みたときは気づかなかったのですが、実際の現場でリハーサルをやると
拙い点が見えるものですね。気づいた点を4年生に伝えたら、今回の議事録での
私の一言は次のようになっていました。
※改めて毎回の議事録を見てみると、私の語録が出来上がっていることに気づきました。笑



語録はどうでもよいのですが、議事録を送ってきたメールに、松崎が次のことを書いていました:
  先日の議事録にも書きましたが、最近の13ゼミは、お互いに意見交換を活発にできる良い
  関係が築けていると私も思います。
  自分だけでは気付かなかった点も、みんなの目でみることで、細かいことにまで注意
  することができ、チームで活動するのはとても良いなと感じています。
  しかし、気づきを、指摘できるか心に留めておくかはその組織の質によって変わって
  くると思います。13ゼミはお互いに良いことも、直したい部分も、きちんと伝えることが
  できています。
  それはみんなが、全員で上を目指していて、それだけ仲が良いからだと思います。
  だてに3年間毎日顔を合わせているわけじゃないなと思うこの頃です(笑)。
  このまま、卒論に入ればもっと苦労していくと思いますが、みんならしく高めあえる関係
  でいられれば幸せです!
4年生はいい関係になってきていますね。ゼミの時は作業というよりも議論することが多い
のガリラボの特徴でしょうか(それで、ゼミ活動議事録になったのかもしれません)。
その議論を踏まえて実際の活動はゼミの時間以外でやることになります。
13ゼミ生だともう37回もこうした議論を重ねてきたわけです。ゼミの幹部になるとゼミ会議も
あるのでこれまで80回以上議論をしてきたことになります。
こうした議論の場を経て、仲良しクラブではなくて、創造的集団が形成されていったのでしょう。
14ゼミ生も徐々にそのようになってきているとは思います。
ガリッジ塾に積極的に参加する人が多いので、今後楽しみですが、現在はまだあと少しですかね。
13ゼミ生がそこはまだ先を走っています。
13ゼミ生が何をやっているのかしっかり観察し、追いついていってほしいですね。
  

いつも思います。
ガリラボはベンチャー企業のような空間だ、と。
あちこちで、それぞれが担当する新企画のプロジェクトの議論が行われていて、みんな活き
活きした顔をしている。
先日、ゼミの幹部会議でだったと思いますが「美しさ」について話をしたことがあります。
人が、他人を美しいと思う時というのはその人に躍動感があるときではないか、と。
(スポーツ選手には一般に美を感じるものですが、それが引退したとたんに「あれ?」と感じるのは私だけではないはず)
一般には躍動感に溢れている若い時が美しさを持ちやすい。
若いから美しいのではなくて、躍動しているから美しいのであって美しさとは動的なものだろうと思います。停止すれば消滅するようなそんなものではないか、と。
また、美しいという感覚を持つとき、そこにはそうありたいという一種のあこがれが含まれているようにも思います。
人は躍動感あふれる人に憧れを持つのではないでしょうか。
これが正しいとしたらですが、美しく輝いているためには、日々、前を向き、活動的であることに尽きるだろうと思います。
どうでしょう。
 
現在、2年生のゼミ生募集が始まりました。それについて、上の議事録で松崎が、「先日の
議事録にも書きましたが」という議事録には、こんなことが書いてありました。
  就活をしていると、このゼミに入って良かったとさらに感じるようになりました。
  ストレスとか、悩みとか、ガリラボに来れば全て共有できる仲間がいます。
  他ゼミは、学校に行く子も少ないくらいなので、そういった環境に自分がいることに本当に
  感謝しなければならないと思いました。
  それに加えて、2年前にガリラボを選択して良かったと心から思います。
  だから、今度のゼミ紹介では、2年後に「入って良かった」と思ってもらえるような2年生への
  プレゼンにしたいです。
  協力して、毎日を輝かせていきましょう!
たまたまですが、今朝のNHKのニュースの中で、就職してから辞めていく人たちを食い止める
ために「同期」の重要性が指摘されていました。
データを見ると、同期がいるかいないかで退職率が歴然としていたのです。
会社とは違って、大学では授業がなくなると、約束をしないと会える環境でなくなります。
しかし、ガリラボというたまり場を持つ津曲ゼミのゼミ生にとっては、自分の都合の良い時に
行ってもそこに誰かいるわけです。
この違いは、約束しなければ会えないという状況とは、決定的な差を生みだすことになります。
(たぶん県立大学だけでなく多くの大学の中でも跳びぬけて)卒業生が多くやってくるのも、
ガリラボが議論や作業のためたまり場となっているからです。
 
ガリラボのゼミ生という枠組みで括れる同期的な人がたくさんおります。
そうした人たちがたまり場にたまって色々と議論し、切磋琢磨する環境にいれば、毎日が
輝き、自然にいい顔になっていく。
松崎とかは、その中心にいるひとりでしょう。
活動的であること、そうした環境に自分がいることが、実は美しさの必要条件ではないかと
思います。
 
仕事に戻ります。
  



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