2017年8月30日水曜日

沈黙を破って~(14)塘添からのメール

Wiredの「すべてのiPhoneユーザーが、いますぐ買うべき曲ーそれは9分58秒の
「沈黙」だった」という記事を読み、確かにいつも何かの曲ばかりを聞いていると、
何もない状態「沈黙」が価値になることがあるだろうなーと感じます。
都会で時間に追われて仕事している人が、何もない田舎にたまに出かけて価値を感じ
るようなものでしょうか。
9分58秒の沈黙の記事を読んで、すぐに頭に浮かんだのが、
 ジョン・ゲージ 4分33秒
でした(Wikipedia)。衝撃的な曲です。
ピアニストが出てきて、特に何もしない! すべて「休止」で作られた曲なのです。


これの意味については色々な解説があります。この場では書かないので、もし興味が
あればそれらの解説をどうぞ(例えば、これなど)。

本日、イギリスに留学し、5月末からの数カ月の間、しばらく私に対して「沈黙」を
続けてきたX年(14)塘添からメールが届きました。
  昨日、北朝鮮がミサイルを日本に発射したというニュースを見てとても
  心配しています。
  地震、台風に加えてミサイル。。
  日本に安全な場所はもうありませんね。笑
  早いもので日本を離れてから3ヶ月が過ぎてしまいました。最初の1ヶ月は
  右も左も分からない状態でしたが、今ではそれも懐かしく感じます。
  とは言っても肝心の英語はまだまだです。自信を得たり失ったりの繰り返し
  で、延々とマラソンを走ってるような感覚です。先生の娘さんがおっしゃっ
  ていたように、まさに「砂漠の中の蟻状態」です。
  イギリスでの生活も残り2ヶ月弱です。
  おそらくあっという間ですね。
  初心を忘れず、実りある留学になるよう、たくさんの失敗を重ねて帰ろうと
  思います。笑

砂漠の中の蟻は、滞在予定の半分を過ぎて、ようやく「沈黙」を破れる状態になった
ということかもしれません。
帰国が楽しみにしておきたいと思います。
 


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