朝日新聞のコラムに水曜どうでしょうの藤村ディレクターのコラムがあることを
知り、昨日の分を読み(こちら)、深く納得。
私もほぼ同じ感じで生きているなと思ったからです。
特別なことをやるだけで満足するのではなく、日常において楽しさを見つけていく
ことが大事だといった意味のことが書かれています。そして、最後を次のように結ば
れていました。
誕生日なんて、たかだか年に1日だけのものなんですよ。その日をイベント化
して他人を巻き込んで祝ってもらうよりも、残りの364日の何げない毎日の
中に、少しの楽しさを見つけて「あぁ、今日はいい日だったな」と自分が思え
ればそれでいいんです。そうするとね、「今日食べた豆腐は美味(うま)かっ
た」ぐらいでもう十分にいい一日になるんですよね。
全くその通りだと思いました。私も一日の中に面白いことを見つけていこうと思いなが
ら毎日を過ごしているところがあって、その見つけたことをこのガリラボ通信に書き留
める生活を続けて、もう丸8年ほど。
毎日書くことの意味については何回書いていますが、通過点としての1000回目の
際に少し詳しく書いているようです(ガリラボ通信2011/9/18)。
自分でその日を意味付けし、この日はこういう日だったのだということを自分で主体
的に決めていっているわけです。
書き留めることで、私にとっては365日が毎日意味のある特別な日として存在して
います。
それもあって藤村さんの書かれていることがよく理解できますした。
4年生は卒論を始めて、卒論ノートを作ったでしょうか。
3年生はNコンを始めてNコンノートを作り、毎日を生き生きと存在させてきたで
しょうか。
メイキングとか作れますか?
Nコンはもう終わりますが、今後の活動について主体的になるために、ぜひ、やった
方がいい。
藤村さんはご自分の上記の考え方が番組にも強く表現されていたのだと書かれて
いました。コラムの最後をこう締めくくられています。
この考え方って「水曜どうでしょう」の根底にありましてね。「せっかく海外に
行ったのに観光地にも寄らずに車ばかり乗って」とかよく言われるんですけど、
車の中で退屈をきわめていくと、少しのことでも楽しもうとするんですよね。
料理を作るだけでも大きなイベントになって、上手にできれば盛り上がり、まず
いものができればケンカになる。たいしたことはない、とても日常的なことを少
しでも楽しもうとする、その考え方が「水曜どうでしょう」にはあります。
この「水曜どうでしょう」を「卒論」と読み替えたり、「白亜祭」、「興津会」、
あるいは「ゼミ活動」と読み替えてみるといいかもしれません。
何もなければ日々は退屈なものですが、そこに想像力や創造力があれば、何気ない
日々が楽しいものになっていく。
そう思います。
今日も朝6時ぐらいから(眠いのに夏は暑くてどうしても目が覚めます)、10月中旬
の八代中の生徒に話す講義の準備をしておりました。
(2,3日でとりあえず終わらせ、その間はもやいすとの授業をやっている1ヶ月
ほどは寝かせておいて、その後に見返して修正する予定です)
昨年が認識の話、一昨年が分類と創造性の話でした。生徒は変わるので、今年も同じ
ものでよいのでしょうが、引率されてくる先生が一緒のように思いますし、ルーティ
ン化してのは今一つかなと思い、大学院のゼミで使った情報産業社会の話をすること
にしました。
パワポのためのあらすじ(設計図)は昨日までにWordで仕上げていて、今日はそれを
パワポにする作業を行っておりました。今日仕上がったのは20枚ほどスライド。
この話の中で描かれているのは、産業側の思惑で次々と届くイメージによって、徐々に
想像力を失っていく消費者の姿でした。
想像力を失ったしまった人たちは、他者からの働きかけがなければ主体的には楽しめ
なくなってしまう。
これは若い人たちに限ることではありません。
総体として想像力が失われた社会は、乾き切った詰らない社会に違いありません。
何気ない日常を、自分の力で、主体的に楽しいものにしていく。
想像力をベースにするこのスキルは、現代社会を生きていく上で大事なスキルかも
しれません。
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準備している講義は、中学生よりも本当はガリラボのゼミ生に聞いてほしい気も
しますが、そこは大学生だから自分で、主体的に勉強するべきかもしれません。^^
もっともガリラボのゼミ生たちには主体的はすでに身についているのかもしれません。
今日も、作業をしていたようです。
4年生は(14)児玉と谷口の2人が卒論の打ち合わせを行っていようです。
3年生(15)がたくさん出てきていたようで、八並、鍬田、村田、青、長田、園部とで
編集作業していたようです。みんな頑張りますねぇ。
こんな光景を見ると、これだけで楽しくなってしまいます(これが今日の私の楽しい
ことになるでしょう^^)。
作業風景写真は4年(14)児玉と3年(15)八並が送ってくれました。
今夜は年に1度の津曲ゼミ院生会(隆生会)。12名ほど集まるとのこと。
特に何かあるわけでもないのですが、なんとなく、こうしたつながりが、後で
大事になることもあり得るようですが、とりあえずは楽しんでこようと思います。
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