2012年1月11日水曜日

広い枠組みで捉えるということ

本日は早朝からOG(04)を見送ることから始まり、その後、午前中に
M1(11)白樫とのゼミ。
白樫とは現在「コミュニティ・オブ・プラックティス」を読んでいますが、
今日読んだところで、研究に向けてのアイデアが色々と出てきました。
コミュニティ・オブ・プラックティスを知識の普及促進の視点で見て、
教師教育といった人材育成の枠組みとしてとらえると面白いのでは
ないかとそういった議論に発展しました。
次回には白樫がそのアイデアを展開させてくるだろうと思います。

その間、4年生や3年生がたむろ(?)しておりましたが、今日はそれ
以外に2年(10)吉村、森本なども顔をだしていました。

夕方は3年の年明け初のゼミ。
が、すでにたくさんの3年生に会っているので、初ゼミとは思いもしない
ままゼミへ。
話を聞いていましたが、電子書籍が徐々に出来上がりつつあるようです。
ただし、欲を言えば、さらに高いレベルを目指してほしいとは思います。
8割ぐらいまでだったら誰だって到達できるんですから。。。
ガリラボのメンバーにはそこのレベルは是非とも越えてほしい。

20時ぐらいからM1(11)冨田とのゼミ。
山鹿豊前街道をターゲットに研究を進めようとしています。
今日の話の中で、Facebookを軸にしていこうかとなりましたが、先の
見通しがそれほどあるわけでもありません。
冨田の創造力に期待したいと思います。

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以下、今日知ったことで感激したことを紹介します。


デザインで問題を解決しようと事例です。
かなり前に書きましたが(2011/2/23ガリラボ通信)、スターバックスの紙コップを
減らすデザインとは、紙コップと狭い視点に囚われるのではなく、広い視点に立
つもので、なんと人々の行動をデザインするという極めて斬新なものでした。
かなり感動したのですが、今日知ったデザインもそれと同じぐらい感動しました。
その記事は「こちら」です。


オフィスビルの支配人が、そのオフィスのテナントからエレベーターが遅いという
クレームを受けて悩んでいたそうです。
外部のコンサルタントに依頼した結果、解決策として、
  ・エレベータの数を増やす
  ・いくつかのエレベーターを速いものと取り替える
  ・より速く動くために制御システムをつける
と頭の賢いはずのコンサルタントの連中が、まったく凡庸なアイデアを提示したの
だそうです。
これに対し、オフィスビルの会社の人事課の新入社員が出したアイデアは、
等身大の鏡をエレベータへのロビーの壁に据え付けるというものだったそうです。
これで、クレームはきれいに消え去ったのだそうです。

要するに、不平の原因は、エレベータが遅いという直接的なことではなく、それを
待っている間の退屈さだったとこの新入社員は見抜いたのです。
鏡で身だしなみをみたりすることで、時間を潰せるようになった結果、不平は消え
たということでした。

コンサルタントと新入社員の違いは歴然です。コンサルタントが、エレベータという
その視点だけで問題を捉えようとしたのに対し、新入社員は、エレベータと人間の
関係まで視点を広げて物事を考えたという点にあります。

新入社員の方が、より広いパラダイムで物事を考えられたわけで、コンサルタント
のような専門家の方が必ずしも視野が広いわけではないことを示しています。

より広い視点に立つことで、問題解決が容易になります。
そういった視点を持つのは、やはりたくさんのそして多様な学びを体験していく
しかありません。

手前味噌ですが、かなり前に私が書いた論文「パラダイム転換構造の位相幾何学的方法による
形式化の試み」は、実はこのことを数学の言葉で表現しようとしたものでした。
で、その論文では、灘校・伝説の国語授業のテキストとして最近有名になった中勘助の「銀の匙」に
なぜか言及したりしています。
ある意味、奇妙な論文ではないかと今読み返して自分でそう思います。
 



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