2020年への飛翔

2020年オリンピックの東京開催が決まりました。
今朝のニュースはそのこと一色でした。

日曜の午前中は毎週欠かさず自宅で仕事しています。
PCの画面に朝の８：００、全日空のFacebookに次の写真が「祝！2020東京開催決定♪」
とのメッセージ付きで投稿してあるのに気づきました。
（出典）

2020年への飛翔。
カッコいいと思いました。「2020年への飛翔」をイメージさせてくれる写真でした。
　
2020年に向けてこれからの日本が力強く飛翔していく姿を想像しましたが、私だけ
でしょうか、そんな印象をこの写真に感じたのは。
いや、違いますね、きっと。多くの日本人がそう感じたと思います。
そんな印象を多くの人に与える、いい写真です。

さて、テレビのニュースを見たとき、たまたま猪瀬知事がインタビューされている
ところでした。
ペンダントの中の奥さんの写真と一緒にプレゼンに臨まれたのですね。
そして開催決定。
感動し、涙してしました。

　
ネットで調べてみると、９月１日の記事に次のことが書かれていました（出典）。

五輪開催地決定へ、猪瀬知事が経由地で意気込み語る
２０２０年のオリンピック開催地を決めるＩＯＣ＝国際オリンピック委員会の総会に出席するため、先月３１日に日本を出発した東京都の猪瀬知事。経由地のニューヨークで意気込みを語りました。
　「ニューヨークに到着した早々、猪瀬都知事が走り始めました。一緒に行きましょう」（記者）
　ＩＯＣ総会が行われるのは、ほぼ日本の裏側、アルゼンチン・ブエノスアイレス。体調を考え、途中ニューヨークで１泊するスケジュールが組まれましたが、日課は欠かしません。
　「到着したばかりですよね？」（記者）
　「疲れをほぐしているところ」（猪瀬直樹 東京都知事）
ニューヨークでも走り続けることには意味があるといいます。
　「普段の鍛錬の延長に決戦があるからね、だから、なるべく普段と同じことをやろうとしている」（猪瀬直樹 東京都知事）
　猪瀬知事は４月にもニューヨークを訪れていますが、その際は、７月に亡くなった妻のゆり子さんも一緒でした。
　「きょう、うちの奥さんはここにいるんだよ」（猪瀬直樹 東京都知事）
　ゆり子さんの写真の入ったペンダントを胸に、「東京でオリンピック」というゴールを目指します。
　「（決定する）９月７日が（妻の）四十九日なので、一緒にいるつもりでやります」（猪瀬直樹 東京都知事）

改めて感動しました。そして知事の次の言葉にまた感動。

普段の鍛錬の延長に決戦があるからね、だから、なるべく普段と同じことをやろうとしている。

イチロー選手も同様のことを言ってますよね。
私も不完全ながら真似しております。
今日は気分がいいからたくさんやるとか、逆に疲れたからやらないとかそういうのは全て
押し殺し、本能を理性で封印し、１週間を機械のように正確に同じパターンで行動する
ことを心掛けております。
特に、大学にいるときには、超がつくほど精密に動いています（と自分は思っています）。

日頃の言動からゼミ生は私をルーズだと思いがちでしょうが（笑）、確かに、朝令暮改が
しょっちゅうなのでそう感じているかもしれません。
が、信じないでしょうが、行動については非常に厳格なのです（もう一度言います、厳格
です。少なくとも私はそう思っています）。
誰か私のこの厳格さの側面を気づいています？
　
継続は力です。

その大事さを理解しているので、これまで、継続させることを約束させたゼミ生が
多くいました。

ただその約束を、どれほどの人が継続しているでしょう？
ドキリとした方（笑）、ぜひ継続させていきましょう。
即効性はありませんが、精神の深いところ、人間性に関わる部分でジワリジワリと
効いてきます。

ちなみにこのガリラボ通信はほぼ毎日４年間継続しています。
その原動力は読んでくれているゼミ生の存在です。
どんなに優秀な人でも、自分で何かを継続していくのは難しい。人間は、そんなに強い
存在ではありません。
だから、継続のために色々なツールを利用するのです。
環境を変えることで自分を変えていく。
環境をうまくコントロールしていくスキルを身につけた人が継続する力を得て、
それで自分を新しい自分へと変えていく。
成長とはそういうものです。
脱皮できない蛇は滅びる（ニーチェ）。
ここで、脱皮には、脱皮に至るまでの過程をきちんと継続してきたことを見逃しては
いけません。
　　
継続によって蓄えたパワーで、脱皮を繰り返し、2020年（未来）に向け大きく
飛翔していきましょう。