2011年8月5日金曜日

語り継ぐ試み

どんな衝撃的なことでも、それを語り継ぐ努力がなくなったとき風化し、
年表の中の歴史と化していきます。
風化に関しては、前のガリラボ通信で、「場所の記録を取り戻す」として
書いたとおりです。
風化に抗するには語り続ける努力が要求されます。

広島原爆の日を明日に控えた今日、カンヌ国際広告賞2011アウトドア部門で
受賞した次の作品のことを知りました(↓)。
人間としての表情が消えてしまう「影(shadow)」を用いることで、原爆の悲惨さを
浮かび上がらせ、メッセージとして人々に伝えていく試みのようです。




ピース・シャドウ・プロジェクトによるものですが、その作品群は、こちらのサイト
あります。
白を基調デザインにしたこのサイトは、まるで電子ブックのようです。
素晴らしいですね。
こんな語り継ぐ試みを、ガリラボがターゲットとしている色々な地域で、電子ブック
という形で残していきたいですね。

0 件のコメント:

コメントを投稿